下−41 3人娘、修行再び!!
「なぁ、、タカシってラノベとか読んでた?」俺
「え?まぁ、少しは、」
うそつけ、厨二なのに”少し”だと?
「でさぁ、魔王軍ってあるじゃん?」
「ああ、だいたい勇者と闘いますねー」
「うん、で、魔族とか魔法凄いじゃん?」
「あ、、、ああ、、、わかった!なぜ燃やさないの?っすか?」
・・・
「まぁ、燃やすに限定しなくてもいいんだけど、、なんかの魔法で遠方から全滅させられるじゃん人間たちなんか。設定ですんげー結界を人間が張れているってのもあるけど、、んでもその結界以外を全滅させたらもう”籠城戦”と一緒だろ?」
「まぁ時間の問題ですねー」
こいつ、やっぱいろいろ読み込んでるんじゃん、、、こういう話のときだけまともになりやがる、、
「なんか違和感持ってたんだよな、、で、実際俺が燃やしまくって殲滅しまくって、今になってそれに思い当たってさー」
「あー、、現実的じゃない、と、、、」
「うん、だからいまいちのめり込めなかったんだよなぁ、、、」
「そんなんだから呼ばれたんじゃないっすか?」
え?・・・・
「おまえ的には、そう思う?」
「はい、まったくもって、そういう人材の方が勇者にしておもしろそーだなーと、、、だってテンプレじゃないもん!」
くっそー、、、、っつ!!そこか!そこだったのかぁああああ!!!!
「空気通す結界ならガスや細菌類。何も通さなきゃそのうち酸素不足で結界内部の人間は死ぬし。
人間とか通り抜けられるなら、魔法でゴーレムとかに結界周囲でゴーレムやら機械のロボとか作らせて、出てくる者をそれに攻撃させれば可能だし。結界っても結構穴だらけですよね?」
「おまえ、タカシじゃないだろ?」
ーーーー
宿の食堂
うーん、、、、
「どーしたんですか?またいつものようにお悩みで?」メフィ
え?いつも悩んでるのおれ?まじ?
「ああ、、あの3人を教師にしたいんだが、その前に魔国に行かせて魔人達をよく知るようにできないかなぁ、、。ほら、最終的にはもう何処の国のとでもどんどん結婚させりゃ、種族とか国籍とか無意味っぽくなるだろ?しかも今はもう貴族とはほとんど意味なしだし、、なので、教師が種族とか国籍とか肩書とかの偏見ゼロじゃないと、子どもたちが汚染されちゃう。
俺の元の世界の故郷って結構そういうの多くってなー。」
「ああ、弱いものいじめとか、国家発祥よりも古くからの伝統芸だとか?」
「なんでそんなこと調べてんだよ?」
「それより魔国ですか、、魔王様んとこじゃ一般人との関わりが少ないでしょうし、、、ホームステーとかしますか?」
「え?どこんちに?」
「私の実家とか?」
・・・・・
「何処の山奥?」
「ひどいっすねぇ、、、王都まで魔人走行で3日で着きますよ?運が良けりゃ、、」
・・・・・「つまり、途中でなんらかのでっけー障害がある、と?」
「まぁ、、結構強い魔獣が多かったり?」
「魔人が結構強い魔獣とか言ったらドラゴンとかじゃねーかよ!!しかもこっちのトカゲの親戚ドラゴンじゃなくってキンググィドラみたいなものごっつ強い奴だろ!!」
「まぁ、、その程度で、、」
「きゃっk,、、、お前の実家、王都に引っ越さない?」
「まぁ、、喜んで引っ越すんじゃないですかね?」
ひっでぇなー、今まで放置かよ、、、A子と一緒じゃん、、、
でも丁度良いので利用する♪♪
多分、今の生き物の中で最も最年長なメフィ。その実家?・・・
多分、メフィよりも何百代もあとの子孫が居るんだろう。ひひひひひひぃいいいいいい孫が実家継いでます。とか説明するのかな?メフィ。
ーー
「と、いうことで、貴方方には魔国にホームステーにいってもらいまーす!」俺
「ほーむすてー?」A
「意味不明?」C
「・・・・・」B
メフィの実家、とはまだ言えないんで、、言ってもいいか、、もう魔人ってひととおりばれてんもんな?
「メフィの実家に滞在するということです!」
「ほう、めりーさんの?」A
「ヤギかよ!、めふいさんの?」C
「・・・ど田舎とか?」B
こいつ、いちいち勘がいいよなっつ!!
「大丈夫!!メリーさんの実家は王都の便利な場所で集合住宅を始めました。なのでまだ部屋空いているのでそこ借りました!魔王ランドとか近いよ?」
メリストフェレスに改名かよ?ぷw
「あっちで魔人達と知り合って、魔法の要領とかおぼえたり、魔人の特技をパクったりして研鑽してください!期限は特に設けませんが、成長して帰ってきたらもれなくおお喜びのプレゼントをさしあげます!」
「私達よりイサムさんが大喜びとか?」B
こいつ嫌いっつ!!!
「んなこたーない、、皆、一生安泰だよ?っての」平静を装う俺w
「金持ちの男?!!」C子
「あほかい、浮気されたら安泰どころじゃねーだろ?」俺
ああ、なるほどー(C子)
「んじゃ、金ね?!」C子
こいつ、俺の時代の生まれ変わりじゃね?
「盗まれたら終わりだろ?、そーゆーとこ成長させてほしいなーと思いまーす!!」俺
で、数日後、3人は村から魔国に転移していった。
ーー
これが?
え?ここ?
上るのめんどくせぇ
この世界では珍しい5階建。エルフもびっくりの大木を利用した集合住宅。
階段ははしごではなく、大木の幹に沿って広めの螺旋階段を設置。
ぶっとい枝を利用した住居が、各戸独立しています。
部屋の前の廊下も広め。
難点は、たまに鳥が枝に止まりにくるくらいかな?
とか、部屋の扉にイサムの解説がピンで止めてあった。
木造なので火に弱いのが弱点。調理場は無く、食事は側の食堂とかでするようになっている。けど、今まで魔物の森の家でもそうだったんでいいだろうと。
風呂も近くのコロシアムの側の巨大銭湯に。
ここらへんは大家さんが説明するはずなのでメモには書いておかない。
家財道具、と言っても、寝具と小物類だが、大家さんに用意してもらっている。
いたれりつくせりだね?
3人は荷物を置いて、外に出た。
「まずは飯屋だ!」A子
飯じゃなくって酒飲むつもりだろーなーと思うB子とC子。
で、すぐ側のコロシアムの横の銭湯の脇に、見覚えのある蕎麦屋があった。
そう、中央王都のあの蕎麦屋である。また別の姪っ子に魔国王都店をやらせているのだ。
風呂あるところに蕎麦屋あり?
3人、というか、A子は今日も安泰だった♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます