下−03 トリオde修行 おじゃる丸


3人娘の修行の旅は始まったばかり。

今日はあっち、あしたは向こう、明後日は戻ったりしていないか?

くらいに迷走してるんじゃないか?とかきたi、、げほんげほん、、心配しているイサム。


宿の食堂のテーブル挟んでタカシが朝食後の茶をすすっている。

2足目を手に入れたタカシは、同じ人物の靴なので臭いの記憶を消さねばならないということもしなくていいので、安心して2足を交互に嗅いでいる毎晩を送っている。心に余裕ができたのか、昼間には嗅がなくなった。


「少しは大人になったなータカシ」と思うイサムであった。そんな大人嫌だけど、、でもマシになったんだよー。


「タカシ、少し様子見に行ってみないか?」

「え?何のですか?」

「何のって、、あの3人のことだよ」

「????(誰??)????」

まじ薄情だと思いますっつ!!!!!


「お・ま・え・の・おたから(靴)・の・ご主人様だよ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・!!!、おう!!!」ポン!と手を打つタカシ。

だが、なんかわかってなさそう、、、

・・・・・・・・・ジト目で見る俺、全く気にしない、というかわかっていない見られるタカシ


ーー


こそこそこそ、、

いたいた、ぷw

笑うとこですか?

いや、こそこそ見られてるって、なんかアホっぽくないか?

そういうもんですか、、見ている方がアホっぽくないっすか?、、

タカシにそう言われるとなんか大きく削られている感じがする、、


俺らは転移で見に来ている、え?3人娘だよ?おもしろそーだろ?


おい、タカシ、あれ、正座させられてないか?

叱られているみたいですね?

なにやったんだ?

グリンピース残したとかですかね?

・・・・・

いや、うまいだろ?

・・・・

そうですかぁ???

あ?ボクのGPちゃんに不満でも?

いえー、しょせん豆ですからねぇ、、

おまえちょっと表にでろ

イマココ表

ちゃんちゃん!!


少しはまじめにやろーぜ?

イサムさんこそ、、


いやだって、このシュチュエーション、、あほっぽさ満載じゃん?

ですね!



なんか3人娘が道路脇に並んで正座させられている。皆うつむいている、、しょぼん?

いや!!違うぞっつ!!!

「おい!なんか奴等笑いを堪えていないか?!!」

「えー?しょぼんってしてr・・・・あ、ほんとだ、、」

まて、聞いてみる、、と聞き耳を使う。タカシにも聞こえるようにした。


「あー、お主らの言い分もわからぬこともないかもしれぬでおじゃるが、、」

おじゃる丸発見!!!存在していたのか!!!空想の産物だと思っていた、、、


「でもにゃ?こりをみりょ!わが愛しのお着物、魔法少女ラズベリーパイちゃんの金糸銀糸のどてらが泥だらけじでおじゃるが?

おみゃーらは、この責任を取って、その生涯を我が屋敷でまろに仕えて過ごすくらいじゃ、本来はじぇんじぇんたりにゃいくらいでおじゃるじょ?」

何言ってんだろ?日本語話せよ?(=まともな現地語話せよ、の意味)


俺はタカシと顔を見合わせた。

「「何いってんの?」」

「通訳必要じゃね?」俺

「脳の?」

ぷwwwタカシ、最近冴えきたな!!


よし、と、タカシにジョッカーのお面を渡す。

えー、そっちがいい、とかワガママ言うけど無視。

俺はお面ライダー1号のお面をかぶる。

「いくぞ!」

シュン!シュン!


タッ!

ダッ!


「「天知る地知る人ぞ知る、ちるちるみちるはうさぎ汁! 正義の味方は悪を知る! 人呼んで!”お面ライダー1号!と、戦闘員A!!”」

ぶーぶーぶー(戦闘員A)

違うだろ?戦闘員の声は「イーッ!イーッ!」だよ?

いや、ぶーたれてたんですよ、、戦闘員かっこわるい、、、

んじゃ、次回は怪人トカゲらっきょうにしてやるから!

まー、んじゃ今回はこれでいいっす、、

俺らは和解後、


「「極悪人おじゃる丸!!覚悟せよ!!」」


ぶっふぁぁああああ!!!ぶっしゅーぅううううう!!!

げはげはげはげは!!ぶうっしゃっっしゃっしゃっしゃぁ!!

ぶっつ、ぶぶぶっつぶぶぶぶぶぅううううう!!

と、一気にはじける3人娘

「そうか、、我慢に我慢を重ねていたんだのう、、かわいそうに、、」

という俺の言葉に、更に勢いを増し、呼吸さえまともにできなくなってきている3人。

のたうち回っているけど、とりあえず放置。


「見ろっ!!貴様のおかげで、小奴らは苦しみのたうち回っているじゃないかっつ!!」俺様♪

更に激しさをマス3人。聞こえてるんだなぁ、、


「なに、を、言っているじゃるか?」

語尾っ!!語尾を丁寧にっ!!


「まず、おまえ、語尾に手を抜くな。おじゃるに失礼だろう?」俺

「・・・・・何、言ってるの?で、おじゃるか???」おじゃる丸


「ってちがうっつ!!!その場合は、”何言っておじゃるか?”だろうっつ!!!っこの”にわか”がっつ!!!!」俺

やーいやーいにわかーにーわーかーっつwwww(タカシ)


ムカッ!!(おじゃる丸)


「しかもな?おまえの、そのラズベリーパイ、違うぞ?」

「へ???」


「それ、ラズパイのライバル、ブルーベル−パイだぞ?」

やーいやーいはずかしーーーーwwwww(タカシ)


「クッ、、、こ、この恨み、、、わすれんぞ!!!、おぼえてろーーーーー!!!」

と、手下1名と一緒に走って逃げていった。

馬車、いらないのかな?

貰っておこう、と、豪華絢爛な馬車と白馬4頭を森の旅館に転送させた。



「さて、悪党は去った。我ら正義の味方も去る時だ。さらばじゃっつ!!」

がしっつ!!!


3人に抑え込まれた、、、

いーなー、、って指を咥えて見ているだけのタカシ

っつっかえねーなー!!!


「逃さねぇ、イサム!!」A

「いろいろ訊きたい事、あるわ」B

「タカシちゃんも、ね?」C

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