中−17 コロシアム完成記念試合は何に?


コロシアム、、、最上段から


「えっと、何万人収容できるの?」

「5万だったか10万だったかそれ以上かもしれん」

「後ろから見えるの?」

「うん、魔人は目が良いから。でもひと達はみえないんで双眼鏡貸し出す」

・・・・・

「放映しないの?」

「ああ、その手があるか、、街なかに受像機置けばいいか」

「術者多いのか?」

「ああ、そのくらいなら十分いるぞ?」

「っすが魔国だなー」


全天候型ではない。でもバリア張れる術者が数人いれば台風くらい余裕で防ぐ結界張れる。

放映も全天候型も魔法でおk♪ 便利だね♪


客席からの通路は至るところに在り、出入りにかなり待たせるどっかの世界のいやらしい作りではない。

また、客席の高い部分の多くは、下に店舗がある部分になっている。客は合間にすぐ買い物に降りて、すぐもどっていけるようになってる。客席からほぼ移動できないようなせっこい詰め込み型の作りではない。

まぁ、転移出来る者も飛べる者も多いんだけどね魔国。


「しかし広いな、闘技場部分が」

「ああ、でもコレでも皆ガタイを最大にしたら少し小さめかな?ってんだよな」

・・・どこまででかいん?

「いや、だってイサムだって、ここでやったら狭いと思うだろ?」

「ああ、まぁ、、、端でぶっとばしたら余裕で反対まで空飛んでいくな。でもソレ言ったらきりないよな?」

「まぁ、お前基準になればなー」

「いやお前もおなしだろ?」

「今となってはな、、」異界訓練後の魔王


「あ、タカシと魔王って結構いい勝負するんじゃね?」

「そうか?!まじ?!やつも結構強くなってるのか?」

「ああ、異界に連れてったからな。でも、なんか変態行為をメインしていたからなぁ、、」

「・・そんなんでダイジョブなのか?」

「まぁ、帰ってきて手合わせしたら、かなり良くなっていたぞ?」

「ふーん、んじゃ楽しみにしておくか。コロシアム会場記念でタカシと一発殺るか?!!」

「いいな!特等席とっておいてくれよ?」

「まかせろ!間近で手に汗、血湧き肉踊る闘いを見せてやる!!」


「あ、あと、あの会議の時来ていた2人、あいつらもかなりできそうだよな?」魔王

「うーん、一回の祭りごとに、ひとは1人だけにしとこーぜ。」

「ああそういうことか、、気を使うんだなぁ、、」

「まーなー、人間界でも魔人をできるだけひとと戦わせない様しているしな」

「おれも気をつけるわ、、」

「おう、頼むな」



それから、メフィに酒を転送してもらい、魔王と酒盛り。

西の国のタコイカを向こうで指導に行っている副長に送ってもらった。隊長も副長も転移できるようになったんで転送もできるのだ。

どんどん優秀になってくれると、俺がどんどん楽になるのでありがたい♪


「いーなー、お前、優秀な部下多くって、各地に派遣して、いろいろ美味いもの送らせて、、」

「まーなー、そのためにやってるんだからなー」

「まー、そーだな、、のんきに生きていきたいわな」

おまえらのそれには死闘もまじってるのがなぁ、、


今日はほろ酔い加減で帰る。「んじゃーなー、また来るからー」

おかん(第一側近)が目を光らせ始めたからww




帰って露天で一杯。


ざぶざぶ、、


「おう、ご苦労、どうよ?」

タカシだ。

「ええ、メフィさんが良い人たち送ってくれたんで任せられるっす、」

「そりゃよかった」と、ぐい呑を一つ出してタカシに酒を注ぐ。

「ごちです」ぐい、、

あー、、仕事のあとのここでのこれはー、いいなー、、とつぶやくタカシ

おまえ、もう十分におっさんに入ったなー


「いやいやいやいや、まだ高校っすよ?」

「何歳の高校生だ?」

・・・まだ、あれから、、あれ?

「おまえ、あんとき3年生だったよな?」

「なぜ知ってんの!!」

「で、もうとうに卒業時期過ぎてますが何か?、、おめでとう、おっさん!!」

「・・・20近辺はまだおっさんじゃない、、」


「俺幾つに見える?」

「いや、だってイサムさんは年取らないでしょっつ!!」

「はっはっはっはっは!!永遠の少年だよ俺は!」

「中身はおっさん!見た目は少年!どこの自称探偵っすか!」

いや、探偵って、ほぼ自称のみだろ?


そうそう、

「魔国の銭湯とコロシアムの建設が結構進んでてな、カッシムが頑張ってんだよ。」

「へー、カッちゃんが、、やるなぁ、、」

「言うなればお前と同期だもんな。で、結構進んでてな、魔王が、コロシアム完成記念闘技にお前とやりたいって。メインイベントで。お前、いい試合できたら魔国でスターだぞ?」

「え、まじっすか?」

「ああ、全国放映するらしい。できたら草履やうちの国でも放映するわ。お前の試合」

「ほほう、、俺が、スター、、いいね、、フフン♪、イサムさんサインなら今のウチですよ?」

・・・・・・・こいつ、、ちょろ過ぎ、、心配になってきたぞ?


そういえばカッシムも転移使えるのに全く帰ってこないな。向こうのほうが楽なのかな?

副長も帰ってきてないようだし。みな真面目に頑張ってんだなー、タカシは帰ってくるけどw


「ソー言えば、新生え勇者どーよ?」

「あー、なんか草履での鍛錬はしているようですけど、、」

「・・んなんじゃ全く足りないんで、お前暇作って少し見てやってくれないか?おまえ教えるのうまくなったって、メフィも感心してたぞ」

「はぁ、、わかりました。」

「お前が銀翼レベル作れるようになれば、お前の人生も安泰になるんだがなー」

「そうっすか?」

「指導教官だけでやっていけるからな。近隣各国含めてな」

「まーそーかー、、」

「嫁もらうも可能に成るぞ?」

「い!まだはやしっすぞ!!」

日本語でおk

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る