中−8 翔太とゴッツの無双。見えないけどなーw


ダンジョンの入り口が見当たらない。魔族ってダンジョンとか興味ないんだろう、ひとの歩いたあとなんかねーよ・・・。


あれー、どこだろー?、といいつつ探すが

イサムさん、誰か案内連れてきたほうが良くないっすか?とか翔太とゴッツが不安顔。

「ってもなー、もう入り口あっても良いはずなんだよなー」踏ん切りつかない俺。昔からだなー、変わってないわーw


フンッツ!!!

「あ、見えた♪」

「何やったんすか?」

「ああ、今思い出して迷彩魔法を邪魔した」

・・・・ジトメで見る2人。視線の先は俺。


「んじゃいくどー、掴まってなー、途中で落とすと異界だぞーw」

シュッ!!



最深部

「よし、最深部だ」

ありがたみねーなー。ああー、全くねーよ、つか、ダンジョン攻略じゃねーよな?。なんか世の仕組みを冒涜しちまているような、、。ああ、こえー。とぶつぶつつぶやく2人。


「いんだよ、ダンジョン攻略じゃなくって、ここに居るやつに会いに来たんだから」

「まぁ、そうなのか?」

「???そうだったのか?」

なんか”納得いかねー!!”顔の2人。

・・・こいつら、最初の頃よりおバカになってきていないか?


(これが現代日本であれば、いさむきーんwwww、とかえんがちょ呼ばわりされいじめられていたかもしれないイサム。実際それほどの実績は出している有能者だ!)


あ、いたいた!

「やっほー!!!」

がおーーー!!!襲ってくる巨大ななんかいろいろくっついた、キメラにしても趣味悪すぎるだろ?デザイン田舎モン臭すぎ!!ってな、なんか。

ほれ行け、と2人を後ろから蹴り出す。


シュッ!シュッ!

消える2人。俺には見えるけどね。でも、あの行き過ぎキメラらしきなんかの生物には視認できないらしい。キョドっているぞー?。きょどめら?キョメラ?


何本もある尻尾や手足や蛇や頭がどんどん落とされていく。ブレスやビームや毒煙を吐く隙きなどまったくない。

見えない蚊を追っているの?みたいな?


一応、この映像を魔王宮の広間に映している。皆期待していたんだろーけど、、

「ごめんなーみんな、一瞬でおわっちまったわー、、、つまらんかったなー、、」とりあえず謝っておく


っていうか、もうこいつら冒険者じゃねーよな?

んじゃ何?って言われても困るが、、、ぷw


「んじゃー、翔太、ゴッツ、お前たちにもつまんなかっただろーお詫びに、お前らに転移魔法教えてやる」

「「え!!」」

「お前ら、もう冒険者どころじゃねーから、今後俺の仕事手伝えな?おまえら、多分今度生まれ変わったら、一生・・永遠に勇者転生繰り返しだろうから、覚えておくに越したことないぞ?」

「「嬉しくねぇ、、、、罰ゲームよりヒデェ、、」」


2人の首根っこを左右の手で掴んで転移。

シュン!


魔国王宮広間

シュン!

「「あ、、なんとなくわかった?みたいな?」」

「ああ、あと数回繰り返せばわかるだろ」俺


・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

「へへぇーーーー」平伏する全員

おい、魔王まで一緒になって何やってるんだよ!!。

翔太とゴッツ、魔神達から見てもかなり強いってことらしい。


魔王だけこっち側に引っ張った。

魔王、特訓しなきゃだめだなー。


見た感じダントツ強そうな大鬼を

「お前魔王の代行な。魔王はちょっと特訓で一ヶ月くらいいないから。魔国を安寧させろ?問題起こしたらバチ当たって燃えるぞ?」

・・・・・・

「そりゃ勿論承知のすけのでごじゃりますがりなかます!!」

日本語でおk(注:現地語でOKの意)


翔太を腕で抱え、魔王とゴッツの首根っこを左右の手で掴んで、魔物の森の宿食堂に転移。

シュン!



ダンジョン最深部のキモイのを2人が瞬殺だったんで、まだこちらは昼過ぎ頃。

幸い?今更?宿の食堂には誰もいなかった。


「はーい、」物音を聞きつけたメフィが厨房から出てきた。


「あ、魔王様、何やってんですか?こんなところで、、」

「お前こそ、そのエプロン似合うぞ?・・・・」魔王

・・・・・・

睨み合うなよw


まあ座れ、とみなを座らせて、

メフィ、わりーが飯くれねー?あと冷酒も皆に。俺にもねー。

あーはいはい、、と奥に消えていった。


「まず、翔太とゴッツ、明日、いや、メシ食ったらでいいかな?ダンジョン行ってみ?自分がどんだけ冒険者からかけ離れちゃったかわかるから」

「・・・いや、なんとなく見当つくから、今更いいっす、、」翔太

うなずくゴッツ。


なんか、ごめんな?

いや、、いいっす、、、こんな形で人類最強に、、、シクシク、、、と2人。


「で、2人にはあとで少し何度か転移やるから、なんか掴んだら自分でやってみ?」

「「うっす!」」


「で、俺と魔王はおまえらを鍛えたあの異界に行く。こっち時間で晩飯には戻るから」

あ、俺達んときもそんな感じだったんだ、、、どっかに散歩にいってきます、腹ごなしにー、、みたいな?

とかつぶやく翔太。悲しい顔のゴッツ。


「しかたねーだろ?そういう仕組みなんだからよー」俺



飯が来た。

魔王はうまいうまいと数杯お変わりした。

異界で吐いてもしらねーぞ?

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