第6話 元*ーしゃ、ダンジョンで更に冒険者達を食い物に
そういえば、、
「ちょっと出てくる」とメフィストに言い転移
城の前。きれいな青い炎はそのままだ。永遠に燃え続けるのかな?なんか指輪のCMみたいだなwと他人事みたいに。
街なかを歩いてみる。
王家滅亡なのに、普通?
食堂に入り、ダンゴムシ定食、いや、カブトムシの幼虫みたいのをこっちじゃダンゴムシってんだよ。
カツみたいに揚げて、結構うまい。二回目の勇者んときに目ぇ瞑ってくったら美味かった、んで、病みつきになって食いまくっていたほど。今はさほどではないけど。うまいものでも日に3度数年間食ってたら飽きるよなー。
「おかみさん、あの、お城、だいじょぶなの?」
「あはっはっはっは!!ダイジョブなもんかね、もう何も残ってないだろーよ燃え尽くされて。でもあいつらが居なくても私達の毎日は動いてるんだからね。ヤクザみたいな奴等がいなくなっただけ、と思えばなんてことないさ!」
そーゆーもんなのか、、
俺は魔法で立て看板を立てた、王宮入り口に。
”王都を自由地帯とする。いかなる権力者も、この王都に駐在してはならない。権力を持ち込んではならない。ここに権力を作ってはならない。これはこの国のみならず、外国勢力にも適用する。
もし、この命令を破った者達は、その一族郎党ともに、この城の炎と同じように永遠に焼き尽くされ続けるだろう。
神 ”
勿論、神というのは方便
ーーーー
宿の外に立って宿を見ている元勇者
さて、、客も増えたことだし、もう一件宿建てるかね?それとも奥に増設?
増設し、食堂を他に作るほうが従業員達はやりやすいだろうなー。あっちこっちって面倒だし。
で、宿を奥に広げる。倍くらいに。
街道の反対側に食堂兼茶店を。その並びに土産物屋を作ろう。
ダンジョンが始まったら、ダンジョンせんべいとかダンジョンまんじゅうとかダンジョンやきそばとかダンジョンペナントとかダンジョン手ぬぐいとかダンジョン木刀とかダンジョン人形とかダンジョンぬいぐるみとかダンジョンネグリジュエとかゴブリンパンティーとかダンジョンキーホルダーとかダンジョン水とかダンジョン記念写真とか必要だろう?ダンジョンふんどしはいらねーよね?前の垂らす部分に象とかさー、、ぷw
そのうち、ダンジョンランドみたいの作りてーなー、、鼠じゃんなんかドブや下水のイメージ有るから、ドラゴンとかオーガ(鬼)とかカッコイイやつをイメージキャラ。ヒロインは聖女とか女勇者とか、かな?そうだな勇者のイメージを女に持ってくとよい迷彩になっていくかもしれない?
夢は膨らむ。
「ふくらませるのは(略」
「おう!いきなり!!」
「さっきからいましたよ、なんかぶつぶつ言い始めているから怖いと他の者達が言いつけに来たんですよ、で様子を見に来たら、何やらニタニタにまにまとぶつぶつと股間ふくらませて」
「ないから!股間関係ない妄想だから!!!」
こいついつからこんなシモネタキャラに!!! 危険極まりなくなってきたな!!そーゆー意味でっ!!
「でだ、宿が手狭になってきたんで、奥に増設するから。裏に置いてあるもの全部片付けさせといてね。
あと、道の向こうに食堂兼茶店と土産物屋の2軒建てるから従業員よろしくね!」
丸投げである!そのためのメフィストである!!
ジトメで見つめるメフィスト、その相手は吾輩はネコになって寝て暮らしまくりたい元勇者である。
数日後
「あれ、、???昨日、、あんなんあった?」向かいの2軒の店のこと。
「ああ、閉めていたから目立ちませんからねー」
そうなのか???
客は特に異変だと思わなかったようだ。無理やりw
土産物屋と第二食堂開店!
土産物も食堂の食器やら何やらも全部魔法で作ったのでさほど手間ではなかった。
やっと、10回も勇者をやって殺されまくってきた甲斐が見つかったってもんさ!!
数日後、やっとダンジョン開店?、、開店って言うの?なんて言うのよ?
宿に「ダンジョン始まりました!」と垂れ幕。
土産物屋にはダンジョン関係みやげ満載!!ポップもいっぱいに!!
ダンジョンマップも一応売り出す。今ダンジョンはまだ5階層くらいまでしかないから容易だ。
でも俺が毎晩ドスコイ級で魔力与えているんで、日に1階層増えている。
湧いてくる魔物も種類や強さは、ダンジョンの大きさに比例するとのことで、初日に入った1階層でも、1週間後の数階層増えて成長したダンジョンの一階層では、魔物の強さが違うらしい。人間だって初心者とベテランって違うよな?当日の朝マップを買うと最新♪!
50階層くらいになったら放置し、自然に成長させようと思う。
って思ってたら、20階層過ぎた頃、、もう一階がやけに広くなりすぎ?
なので、一階層は狩り放題フロアってことで、宿から出張所を出した。
”預かり〼(ます)!” ”送り〼” ”処理し〼” ”最新朝マップあり〼”
獲物を預かる。
獲物を宿まで送る、もしくは王都など指定先まで送る。その場合、腐敗等の対策は別料金。
内蔵、皮はぎ等の処理をし、腐りにくくする。
当日朝の状態のマップ販売。通称朝マップ
あと、換えの剣とか、ポーションとか、バリア付き天幕とか食い物や水の販売。
あと、その店をちっさい宿にしちゃった。
送迎サービス付きww転移の。迎えに行った階層の同じ場所に翌日送り届ける。それより先とかのズルはだめ。
「世界一快適に狩りが出来るダンジョン」
と言われ始めたのは一階層店開店3日後くらいから。
ここに慣れたら、だるくって他行けねーよねw
ダンジョン開店後一ヶ月で
「あらー、スタンピードが始まりそうですよ?」
「のんきそうに言うなーメフィスト君?」
「まあウチの宿は平気でしょう。道向こうの2軒は防護柵無いんであれですけども」
魔人からすりゃその程度なんだろうなぁ、、
従業員全員集会。
「せっかくなので、一応ここらの奴らは人間族なので祭りを行います!ひとは祭りで活性化するのですっつ!!!
祭り期間、ウチは全て半額にするから!客があふれるぞ!客のスタンピードだ!!皆心してかかれ!!」
「「「「「おーっつ!!!!」」」」」
今来ている客にチラシ配布を頼んだ。
”スタンピード祭り!! 狩りだ!チャンスだ!金持ちだ!!
できたてほやほやのダンジョンのスタンピードは狩猟者にとってお宝の山です!
私達魔物の森の宿グループは、このスタンピード期間中全て半額にします。すべて!
赤字覚悟!!満員にならないと赤字が出ます!各種サービスがフル稼働しないと赤字になります!
冒険者の皆様!どんどん狩りまくって我が宿、サービスをうまく使いまくって是非荒稼ぎしてください!!”
で、冒険者が狩りまくって銭がポケットから溢れ出てうはうはのイラスト。
ちらしの裏はその名と逆に、ダンジョンマップになっている。
なんか、チラシみて来た冒険者が言ってたけど、、チラシ一枚銅貨1枚で売ってたって、、、冒険者にもアレなやつもいるんだなぁ、、よく言えばたくましい、、そいつが今度来たらタクマ君って呼んでやろう。
って、休む間もなくどころか一瞬でも止まる間もなく働かされ、、、ポーション飲みながら頑張りました!!
魔人もつかれるんだなー、しかも俺と同じポーション飲んでも効くんだなー、、
宿増設しておいてよかった、ダンジョン一階にプチ宿作っといて良かった!バリア付き天幕販売していてよかった!
どうにか殆どの冒険者をどうにかできた感じ。
おかずの材料は狩ってきた冒険者に売ってもらえばいいだけで楽。
コメと小麦粉は転移で王都から大量に買ってきた、、そんでも数日もつかもたないか、、食いすぎじゃね?
最低でも朝は食うなよーー、特に戦闘前は食うなよーー
今、レジャーランド並じゃね?このダンジョン。
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