06 管区機動隊一番二番vs殺し屋ふたり

 大きな音。車のハイビームが、消えた。


 闇。


 それでも、わずかに見える光がある。瞳の、わずかな反射。あるかなきかの、輝き。


 銃声。


 二番が女性を護るために威嚇で撃ったのだろう。反響音。


 路地裏で音が反射する。銃声の反響から位置取りを把握することはできない。


 低く姿勢をとって、瞳の輝きだけを、狙った。動く影。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る