どちらかクラスから追放するけど、ジャンケンで決めてください。

「日坂! お前を追放するッ‼」

「な、なに言ってんだよ!? 冗談だろ!?」

「冗談なんかじゃない! これはクラスみんなで決めたことだ‼」


 そう言って、取り巻きたちと日坂悟朗(ひさかごろう)を囲みながらクラス一のイケメン天野清志郎(あまのきよしろう)は宣言した。


 このクラスが異世界に転移してから一ヶ月が経過した。

 突然、魔物の蠢く森に飛ばされた時は混乱したが、お約束と言うべきチート能力が次々と開花したため、なんとか生き延びることができた。

 しかし、いかに能力があろうとも、流石に過酷なサバイバル生活の中、食糧など様々な問題が浮上。

 そんな中、クラスメイトを率いてきた清志郎は「役立たずを追放すべき」と言い出したのだ。

 結果、なんの能力にも目覚めなかった悟朗が投票により選ばれ、現在に至る。


「そ、そんなの横暴だ!」

「ふん! お前がなんの能力も持たないのは事実だ! そんな役立たずを抱えたままじゃ、今後サバイバル生活は送れない! これはみんなが思ってることだ!」


「そうだ! お前みたいな奴、いらないんだよ!」「流石、天野! いいことを言う!」と、清志郎の無茶苦茶な論法に、無責任に賛同する取り巻きたち。

 最早、味方はいない。

 未知の世界の見知らぬ土地に追い出され、野垂れ死にしてしまうのか?

 悟朗の顔が絶望に染まろうとしたその時だった。


「……と言う訳で、多数決の結果、日坂クンと天野清志郎さん、どちらかを追放することになりました」

「ファッ!?」


 寝耳に水と言わんばかりに、委員長の桜田撫子(さくらだなでしこ)が予想外の一言を放たれ、天野は裏返った声を上げた。


「どちらを追放するか、当人同士で決めてください」

「いや、なにを言っているんだ!? 撫子! 悪い冗談はよしてくれ!」

「いや、冗談じゃなくて、みなさんの意見の結果、追放対象に貴方も含まれてますので」

「な、何故だ!? 僕のような選ばれた存在より、こんな役立たずを追放すべきだろう!?」


 必死に異議申し立てをする清志郎。しかし、撫子は揺ぎ無かった。


「そうは言いますが、天野清志郎さん。確かに悟朗クンはなんの能力も目覚めてませんが、その分、雑用で貢献してくれますし……それに、アナタの普段の態度見てれば、仕方ないでしょ?」

「なっ、なにを言ってるんだ!?」


 撫子の冷たい言葉に、清志郎が絶句するが、当の本人は淡々と、欠点を指摘する。


「アナタは自分が戦闘能力高いからって、連携とか御座なりにしすぎですし、一人で勝手に突っ込んで、フォローする身にもなってくださいよ」

「な!? お、俺はみんなを護るために、先陣を切って――」

「それに『みんな、みんな』って言うけど、女子生徒しか助けてないですよね? 昨日も猿山君が危ない時、無視して、私の方に来たし」

「だって、キミが襲われてたから――」

「いや、あの程度、どうとでもなったので……それに守ると言えば、転移後に決めたルールも守らないですよね?」


 必死に言い訳をする清志郎に、更なる追い打ちをかけるようにクラスメイト達が同調しだす。


「貴重な治療薬を無駄遣いするし~、せっかく作った貴重なアイテムもなんの断りもなく持ってくし~」

「あと、飯の準備手伝わないしな。食器も下げずにそのまま」

「ゴミ回収もしなかったよな?」

「あまつさえ、見回りサボって拠点の裏で中谷と口説いてたよ?」

「え? マジ? なに考えてんの? ってか、金森さんにも言い寄ってなかった?」

「うわぁ……ひくわ……」

「そもそも、なにリーダー面してんの? リーダーは委員長の撫子さんがやってくれてんのに」


 ……最早、同情の余地もなかった。

 あまりの正論に、取り巻きたちも助け舟を出せないでいる。

 ……いや、違う。

 清志郎は気づいていない。

 自分の取り巻きたちが、半笑いで焦る清志郎を眺めていることに。中にはスマホで動画撮影してるものもいることに。

 そして、実は悟朗は知っていた。

 この追放劇が仕組まれていることに……



 ――そう。事の起こりは昨日の夜のこと。



「……と言う訳で、満場一致で天野清志郎を追放することになりました。みなさん、拍手!」

「いや、流石にひどすぎるだろ!」


 撫子の決定に、クラスみんなが立ち上がり拍手をする。

 最早、いじめとしか見れない光景に、悟朗は思わずツッコミを入れた。

 って言うか、みんなもみんなで、拍手するんじゃないよ!


「たしかに天野は最近、調子に乗ってるけどさぁ……いくらなんでも、追放はやりすぎだろ! ここ異世界だぞ!?」


 拠点は【結界】のスキル持ちが守ってくれているから例外として、一歩踏み出せば、そこは人外魔境。

 スライムやゴブリンは序の口、ドラゴンやグリフォンなどのヤバ気な魔獣が闊歩してる。

 あと、最近某怪獣王みたいなのも散歩してるのを目撃したし……

 そんなところに追い出したら、いくら【身体強化】のスキル持ちの清志郎でも、半日ももたないだろう。

 しかし、撫子委員長に慈悲はなかった。


「でも、天野清志郎を放置しておけば、遅かれ早かれ、大きな問題を起こしますよ? 知ってますよ? 私と悟朗くんがおつき合いし始めてから、悟朗くんがクソ天野清志郎から悪質な嫌がらせを受けているのを」

「あの、みんないる前で、暴露すんのやめてくれない?」


 途端にクラスメイト達から「ヒューヒュー!」と野次が飛ぶ。

 正直、恥ずかしい。


「うわばきを隠したり、机に落書きしたり……あれでは清志郎ではなく汚志郎(おしろう)ですよ」

「まぁ、そうだけどさぁ……それでも死んだら目覚め悪いじゃん……元の世界には家族もいるんだしさぁ……」


 ここで追放し、野垂れ死にでもされたら、いらぬ罪悪感を背負うことになる。

 せめて、こうした断罪は元の世界に戻ってからでもいいだろう。

 しかし、撫子は「あぁ、それなら解決しました」と爆弾発言。


「元の世界に帰る方法なら、東海林とうかいりん先生が既に確保済みです」

「うそぉ!? いつの間に!?」

「実は先日、森を探索中に現地の方々に出会ったそうでして」


 なんとか元の世界に戻る方法を聞いてみたところ、この世界には『異世界人保護センター』なるものがあると発覚。

 そこで、調べてもらった結果、自分たちのケースだと、元の世界に戻ることが可能と判断された。

 近日中には、冒険者たちが救出に来てくれると言う。


「……ですので、ゴミ天野清志郎だけおいて、私たちだけで元の世界に帰還することになりました」

「『なりました』じゃないよ! 容赦なさすぎだろう!」

「悟朗君は優しいですね。そう言うところが大好きです」

「俺はキミのそう言うところに恐怖を覚えずいられないよ!」


 シレっと惚気ながら、処刑宣告を下す委員長を必死で説得。

 どうにか、思いとどまってもらった。


「もう……今回だけですよ?」

「なんで俺がわがまま言ってるような感じなの? メチャクチャなのはそっちなんだけど?」

「そう言う訳で、みなさん。大変不本意ですが、今回はあのバカを少し懲らしめるだけに止めることになりました。ご理解お願いします」

『しょうがないなぁ』

「しょうがないのはキミたちだよ」


 この日、悟朗は本当に怖いのは人間だと言うことを心から理解した。


 ……と言うことで、全員で清志郎を懲らしめるために、ドッキリを仕掛けることになりました☆

 清志郎は現在、裏で悟朗を追放するために、クラスメイト達を説得してる(つもり)なので、今回はそれを逆に利用させてもらう。


「で、具体的にどうするの? 全員が俺の追放に賛同してると見せかけて、実は天野に投票するとか?」

「最初は私もそう考えたのですが、それだと『単純すぎてつまらない』『希望を与えてから絶望の底に突き落とすべきだ』と言う意見もありましたので一ひねり加えることになりました」

「その意見言ったやつ誰? 闇が深いんだけど?」


 もう、普通に追放された方が良いかもしれない。そんな気がしてきた。


「それで、その一ひねりというのがですね……」

「あ、教えてはくれないんだ」

「悟朗くん、あの汚物と決闘してください」

「はい?」


 なんて言った? 愛する人?

 決闘とか抜かしてきたんだけど?


「いやいやいやいや! 無理だよ!? あいつ、仮にも戦闘スキル持ちだよ!? 俺なんて1分も持たないよ!?」


 事実、清志郎は戦闘力だけならトップクラスだ。

 ドラゴンすらもワンパンでボコにしたほどだ。

 そんな相手では、なんのスキルも持たない悟朗は返り討ちにあうのがオチだ。

 しかし、撫子は「無問題」と心配を一蹴。


「実は今まで隠してたのですが、悟朗くんにはあるスキルが隠されていたのです」

「え!? 嘘だろ!?」

「私が今まで嘘ついたことあります?」

「初めてのデートの時、『混んでた電車で迷子のお婆さんを案内してた』って嘘ついたでしょ」

「てへぺろ☆」

「誤魔化すな。で、そのスキルってなに?」


 スキルがないと思ってたら、実は隠されたスキルがあったって、ありふれた展開にやや高揚しながら尋ねる悟朗に、撫子は「ふふん」と偉ぶりながらスキルを明かした。


「悟朗くんの隠されたスキル。それは――」

「それは……」

「そ・れ・は……」

「無駄に焦らさないでええわ」


 10秒くらい溜めて、溜めて、溜めて明かされたスキル。その名も――


「【ジャンケン】です」

「思いの外クソだったわ!」


 これだけ勿体ぶって【ジャンケン】ってなんだよ!?

 曰く、スキル【ジャンケン】はジャンケンが異様に強くなる効果があるそうだ。

 そのまんまである。


「それ使ったら、給食でデザート余った時、確実にゲットできるじゃねか‼ いいな!」

「猿山君、俺らもう高校生だから給食でないよ! って言うか俺からしたらキミの【怪力無双】のスキルの方がうらやましいわ」

「とにかく、そのスキルを使ってあのゴミ野郎をコテンパンの尊厳破壊にしてやってください。舞台は私が整えますので」

「整わないよ!? どうやって!? そもそも、どうやって『ジャンケンに負けたら追放』って条件をあいつに承諾させんの?」

「ちょっと挑発したら確実に乗ってきますよ? ああいうの」

「いや、無理があるでしょ……」


 穴だらけの欠陥計画に、最早ツッコミを入れざる負えない悟朗。

 こんなザルな作戦に嵌るほど清志郎もバカではないだろう。

 しかし、現在――




「もう面倒くさいですね。決められないならジャンケンで負けた方が追放ってことでいいでしょうか?」

「な、なにを言ってるんだ!? 撫子! ふざけるのもいい加減にしてくれ!」

「あれ? 怖いんですか? 負けるのが? 普段あれだけ粋がってるのに、実はチキン野郎なんですか? 天野チキン志郎さん」

「そ、そんなことはない! 俺は、どんな勝負からも逃げたことがないんだからな‼ やってやろうじゃないか‼」

「思った以上にアホだった」




 こうして、追放をかけたジャンケン勝負が幕を開けた。




「撫子があんなことを言うなんて――ハッ! まさか、貴様、スキルを隠して洗脳したんだな!? そうに違いない! そうでなければ、お前に半数者味方が付くわけないんだ!」

「……現実を知らないって、幸せなんだな」


 実際は撫子には素で悪く言われてるし、半数どころか全員に忌み嫌われている清志郎に憐れみの視線を向ける悟朗。

 ルールは……別に言わなくても分かるだろうから省略である。


「いいか!? 最初はグーだからな!? パーを出したりするなよ!? 分かったな!?」

「いや、分かってるよ……」


 そんなこと言われるまでもない。と思った悟朗だが……


「――ッ!?」


 突如、悟朗の脳裏にある光景が映った。

 それは、これから行われる勝負の結末。

 あろうことか、目の前にいる男は、あれほど口ずっぱく『最初はグー』を強調しておいて、自分がパーを出し、勝利をもぎ取る光景が目に浮かんだのだ。


(い、今のはいったい!?)


 すると今度は脳裏にアナウンスが響いた。




【スキル:因果律観測】を発動。

 直近で起こる事象を観測することができる。




(いや、なんかすごいスキル手に入れたんだけど!?)


 たかがジャンケン如きでこんなスキル手に入れるとは思いもしなかった。

 だが、今のが未来の情報だとしたら……


(コイツ、ホント、クソ野郎だな……)


 同情して茶番など企てず、普通に追放してやれば良かった。

 そう思い、悟朗は先ほどの未来の情報を元に相手の裏を掻きチョキをだした。


「最初はグーって、なにぃ!?」


 案の定、清志郎は掛け声とは違いパーを出す。

 しかし、当てが外れ、返り討ちにあう。そして……


「グアアアアアアアアア!?」


 ……悟朗のチョキから放たれた斬撃が清志郎を切り裂いた。


「ええええええええ!? なにこれ!?」


 突然の流血沙汰に仰天する悟朗の脳内に再びアナウンスが!




【スキル:ジャンケンニック・フィールド】

 ジャンケンの勝敗結果に応じた攻撃を放つことができる。




(いや、凶悪なスキルが目覚めたんですけどぉぉぉぉぉ!?)


 なんだ、ジャンケンニック・フィールドって!? いろいろとおかしいだろ!?

 混乱する悟朗が救いを求めて撫子に視線を向ける。

 すると、撫子は天使のように微笑みながら……



『いいぞ、もっとやれ!』



 グッとサムズアップ。クラスみんなもそれに続く。


「いや、GJ! じゃねぇよ!?」

「くっ……なんてことだ……僕が負けるなんて……」

「あ、生きてた」


 よろよろと傷口を抑えながら、立ち上がる清志郎。

 これにて、勝負が決した。そう思ったが……


「まぁ、とりあえず、これで勝負はついたry」

「まだだ! 今のは練習だ! 本当の勝負はこれからだ!」

「頭沸いてんの!?」


 あろうことか勝手にルール変更。

 もう一度勝負することになった。


 しかし、【因果律観測】のスキルの前にはそれも為す術はなく……


「ジャンケンポン‼」

「のああああああああああああ!?」


 結果、悟朗の勝ち。グーによって放たれた鉄拳により、錐もみ回転で吹き飛ばされる。


『あははははははは!』


 それを見て爆笑するクラスメイト達。


「いや、笑ってんじゃないよ!」

「くそっ! まだだ! まだ、チャンスは二回残ってる!」

「お前もなに、また勝手にルール変えてんの!?」


 納得いかないとばかりに、再度ルール変更する清志郎。

 最早、意地になっているのか、恥も外聞もなく、喰いついてくる。

 だが、どれだけやっても、結果は同じ。


「ジャンケンポン!」

「うっにゃあああああああああ!?」


 悟朗のパーから放たれた光線により、黒焦げにされる清志郎。


『HAHAHAHAHAHAHAHAHA‼』


 またも爆笑するクラスメイトたち。


「だから笑うんじゃないっつーの!」


 するとここでセコンドの委員長・撫子からの指示が。


「もっと、勝負を長引かせて、心を折ってあげてください」

「いや、鬼か!? あんた!?」

「ま、まだだ! 俺は敗けられない! 次の勝負で勝った方が真の勝者だ!」

「お前もいい加減にしろ‼」


 再三の勝手にルール変更をする清志郎にツッコみながら、委員長の指示に従う悟朗。




 しかし、ここで新たなスキルが目覚める。


【スキル:阿威虎(あいこ)DETH SHOW(でしょう)】

 あいこになった場合、レベルが低い方がダメージを受ける。




「このタイミングで!?」


 まさかの追い打ちをかけるような効果スキルが発動。

 これには撫子も「むふー」と大満足。


 結果、何十回も意図的にあいこになり、その度にダメージを負って行く清志郎。


「ぐああああああ!?」「ぼ、ぼくのグーが推し負けただと!?」「この僕のチョキがあああああああ‼」


「いや、いい加減違和感に気づけ‼」


 最早、ボコボコのめっためたにされた清志郎は立つことも出来ずに、ダウン。

 最終的に空を掴もうとしたその手(グー)に対し、パーを出し、べちゃッと潰す。

 こうして、戦いが終わったのだった。


 だが……


「俺はまだ負けてない!」

「ちょ! なにすんだ! お前!」


 なんと清志郎、ここで凶器を取り出した。


「黙れ! この卑怯者め! ただのジャンケンで俺がここまで傷を負うのはおかしいだろ!?」

「今さら気づいたの!?」


 みんな飽きてスマホとか弄ってるくらいなのに!?

 あまりに鈍感すぎる。


「うるさい! お前を殺して撫子を奪い返してみせる! 俺がクラスを救うんだぁぁぁぁぁ!」

「! 悟朗くん!」


 どうやら未だ、クラスメイトは悟朗に洗脳されていると思い込んでいるらしい。

 加えて、フルボッコにされて、恨みも心頭なのだろう。

 清志郎は剣を振り回し、悟朗に斬りかかってきた。

 だが……


「あれ……?」

『え?』


 振り下ろされた剣は根元からポッキリ折れた。


「な、なにが起こった……?」


 唖然とする清志郎に、すると猿山が声を上げる。


「そうか! 剣の攻撃もチョキと認定されたのか!?」

「そして、今、悟朗くんは拳を握ってガードしてる‼ つまり、悟朗くんの勝ち!」


 ……解説の内容を理解し、悟朗は拳を握ったまま、清志郎に近づき。



「さーいしょーは……」

「あ、あ……ご、ごめんなしゃい……」

「グゥゥゥゥゥゥゥゥゥ‼」


 心が折れて、お漏らしまでしてしまった清志郎の顔面目掛けて、握った拳を思いっきり振りぬき、渾身のアッパーカットを打ち込んだ。






 ……その後、無事、地元の冒険者のみなさんと東海林先生に助けられ、クラスは全員、元の世界に帰還した。


 ……ただ、一人を除いて。




「いや、結局置いていくんかい!」




 数日後、異世界から、付近の野菜畑泥棒をして捕まった清志郎が強制送還されてくるのは、また別の話。







【登場人物】

・日坂悟朗:主人公。異世界転移後、クラスメイトが次々にチート能力に目覚めながらも、腐らず、みんなをサポートしてきた心優しき少年。清志郎から裏で嫌がらせを受けていたが、今回の一件で留飲を下げた。レベル:93(ジャンケン時のみ1000万)


・桜田撫子:委員長。普段は優しいが、度が過ぎる輩には厳しい対応をする。

スリーサイズは92・54・82。悟朗くん大好き。レベル:95万


・天野清志郎:クラス一のイケメンだが、その実態は自分勝手で陰湿で我儘なクソガキ。

 撫子に好意を抱いているが、撫子からは殺意を抱かれている。

 女にもだらしがないクソ野郎の為、入学当初はモテていたものの、今ではクラス女子全員から女の敵と認識されている。

 最終的に、今までの悪事がバレ、異世界での悪事も含めて処罰。学校からも追放される。


 猿山くん:悟朗の友達。ちょっとアホの子。


 東海林先生:生徒の為に救助隊を呼びに行った先生。森を迷っているうちにレベル4800万まで上がる。


 冒険者の皆さん:平均レベル5000万の極一般的な冒険者パーティー。


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