魔女の後継者（廃稿）

第二巻大島編

第1話 最終訓練

「バンドン！ 」

　エデン園の平原の一角では、剣がぶつかり合う大きな音と金属がぶつかり合う音が聞こえた。

　達也とルナは師匠と弟子として、また秋水と秋雪の間で競い合っていく。

　秋水は達也、秋雪はルナ、どちらも日本刀で。

　そして、エミリーは二人の競演を横目で見ていた。

　両者の剣が両脇を打ち、剣の反発の力で達也もルナも後方へと踏み込んだ。

　達也はすぐに足を整え、地面に強く足を植え付け、低く屈んで両手に剣の柄をしっかりと持ち、秋水を左の腹の上に置いた。

　そして達也は秋水に雷電を乗せ、ルナに向かって突進する。左側に現れた達也は「レッチェ 」を持ってルナの腰を振り回す。

　秋水は素早くルナを振り回すが、ルナはすぐに反応する。 続いてルナは空中に飛び込んでからもう一回空中でジャンプし、難しい二重跳びをしてみせた。

　達也の 「レッチェ」をかわして、彼女は剣を右に振り回し、空気を切り裂いた。

「雪の花」

　ルナが空中で「雪の花」を使用すると、秋雪の剣は瞬時に千枚の雪片に変化し、空中から達也の頭に向かって突進してくる。

　達也は顔を上げると、何千枚もの雪片が自分に向かってくるのが見えたので、すぐに剣を地面に突き刺した。 右手を強欲な手に変え、拳を握りしめて 「超強拳」で宙を叩いた。

(超強拳は空気砲だ）

　欲望の手は空気砲を発射し、瞬時に何千もの雪片を破壊した。 次の瞬間、数千枚の雪片が再生し、雪片は再生能力を持っていた。

「雪合」

(雪合が雪片を秋雪の剣に戻している)

　それに気づかないうちに、ルナは達也の背後にいて、数千枚の雪片が剣に戻っていた。 達也は秋雪が自分の背中に当たっていることに気付いた。

　秋雪が突き刺そうとした時、達也は右手を離し、秋水は180度反転して剣先を地面に向け、ゆっくりと下降していった。

　剣先が達也の服に触れると、すぐに「瞬雷神」を使って秋水の背中に転送し。

　ルナは、まさか彼の「瞬雷神」がこんな風に動くとは思っていなかったので、唖然とした表情をしていた。これは達也が2年間で身につけたもので、対象物の伝達中に見る方向を自由に操ることができた。

　剣の先が秋水に突き刺さり、ルナは呆然とした表情を浮かべた。 達也は剣の柄を握りしめて上に振り上げた。

　ルナは背中を押され、すぐに左足を地面につけて後ろに倒れないようにした。

　しっかりと立ち上がったルナは体勢を整え、両手にしっかりと握った剣を達也の首筋に向けて振り回した。 達也は剣を落とし、ルナの顔面を 「強い拳」で殴りつけた。

　「強い拳」

(強い拳は、自分の拳を強化し、彼の拳の攻撃力を高める)

　ルナの秋雪は達也の首の前で止まり、秋雪の刃は達也の首に触れただけで、首にはわずかに傷がついている。

　達也の拳がルナの顔の前で止まり、鼻先が彼の拳にギリギリ触れる。

　ルナは達也の首から秋雪を下ろし、鞘に入れた。達也は右手を取り返して普通の人間の手に変え、地面に倒れている秋水を拾い上げて鞘に入れる。

　次の瞬間、達也はすぐに両手を広げて地面に横たわり、硬い顔を見せながら安堵のため息をついて言った。

「ああ！疲れた！」

「ふっふっふっ！」

　ルナは怠け者の達也を見て手で口元を覆ったので、静かにニヤリとした。

「何が面白いんだ！そして、それは満足して笑いく。」

「気にするな！ 笑いたかっただけだ。」

「ラッキーなことに、エミリーが体術を教えてくれたのですが、最初はしぶしぶ教えてくれった。」

「なんで途中で教えてくれるの？」

　エミリーはゆっくりと二人の達也の側に近づき、彼の質問に答えた。

「お前が嫌いだから教えてやるよ。」

「これは皆さんの努力の賜物だ。 」

　達也は地面から立ち上がったので、ポケットに入れていた携帯電話を取り出し、そこに書かれた時刻を見た。 遅刻すること30分前の7時30分でした。

　彼は再びポケットから霊符を取り出し、ドアを開けた。達也の足がポータルに入ったところで、背後のルナに止められる。

「待って！」

「ああ、いいよ。」

　達也はポータルから出て、洞窟の中に入っていくルナたちを見て振り向く。 しばらくして洞窟から出てきた二人は、剣を手にしたルナが達也の前を歩いているのを見る。

「お前が行く前に。」

「おめでとう！強欲の後継者となり、2年間の修行も終わりを迎えようとしていく。 」ルナは笑顔で言った。

　今日は10月2日、私が強欲の魔女の後継者となった日だ。

　ルナは両手に剣を持ったまま両手を広げ、達也はそれを彼女から奪った。色は黒と紫で、機械化された剣だ。

「この剣は「惡夢」と呼ばれていく。」

「ありがとう。」

　ルナはまだ微笑んでいたし、エミリーは相変わらずのんきな表情をしていた。

「あのう小達也、なんでまたデーモンキラーになりたいの？」

　彼は面白い答えを言った。

「今日まで、なぜ戻ってきたのかわからないが、夢の中で誰かがこう言っていた。」

「私は彼女の英雄だから！」

　そう言った後、達也は悪夢を連れて扉をくぐり、現世へと戻っていった。

　扉はゆっくりと消えていき、みんな驚いていましたが、その代わりに普通の感じがしった。

「彼女のようだ！」エミリーは厳粛に言った。

「ああ。」

「有紀を救うために、この星へ旅立つようだ。」