第一幕
第1話 導入
【日記モード】(導入部分・・・同じセリフが後(のち)に繰り返される)
2人のスポットライト。
薄暗いなか、ゆっくり静かにと会話がはじまる。
おいら 今日の家庭科の時間楽しかったね。
あたい 楽しい? 何が?
おいら カレー作って食べただろ。
あたい カレー・・・だったけ?
おいら 忘れたの!?
あたい ・・・考え事してたから。
おいら カレー作ってるときに考え事すんなよ。 包丁使ってるから危ないぜ。
あたい ・・・そうか、だからあたいの指先切れてたんだ。
おいら 大丈夫かよ。
あたい 本当はね、あたい、おいらの助けが欲しいの。
どうにもならないことなんだけど、おいらの助けが欲しいの。
おいら どうしたんだよ、急に。
あたい 朝の青い空が怖くないの?
おいら 怖い訳がないだろ。
あたい あたいね、あたいをあたいから離して欲しい。 あたいという殻から
あたいを離して欲しいの。
おいら そんなに自分が嫌いなの?
あたい 嫌い? ・・・嫌いというよりも、あたいが怖いの・・・・。
(導入終わり、同じ会話が後に繰り返される)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます