第10話わたみ姉さんだよ!いくらちゃん
「見たよー!いくらちゃーん」
「何をですか?ばーぶー」
「昨日、喫茶店でショートカットの色っぽいお姉さんと一緒だったでしょー」
「はーい。あれは・・・。わたみお姉さんです。ばーぶー」
「え?いくらちゃん、お姉さんいたの?」
「いえ、従妹ともちょっと違いますね。はとこ・・・でもないです。おばあちゃんのお兄さんの娘さんです。あ、おばあちゃんのお兄さんは双子なんですが弟の方の娘さんです。ばーぶー」
「なんか、ややこしいね」
「はーい。なんか勤め先がぶらっく企業らしく、相談に乗ってました。サービス残業が150時間を超えてるそうです。ばーぶー」
「それはひどいね。労基に駆け込んだ方がいいんじゃないの?」
「はーい。労基も腰が重いそうです。ばーぶー」
わたみ姉さん(44)の力になりたいいくらちゃんであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます