第2話

「美味しかったー!じゃ、また明日ね。バイバイ!」「うん。また明日」

ファミレスでは話が途切れないくらい話題が沢山出てきて時間を忘れるくらい

桃と話した。気付けばもうすっかり暗くなってる。

久しぶりにこんなに話したな、ストレス発散にもなった。


家に帰りハマってるスマホゲームをしようとリュックの中からスマホを探すが、どこにもない。「え、どこかに落とした?」よく考えて。ファミレスでは話が弾んで、一回もスマホを出してない。ってことは元から家に置いて来た?部屋の周りを見渡しスマホを探すが見つからない。「ってことは...」一番あって欲しくない場所にある。それは学校。理由は夜の学校は怖いから。なら明日でいいじゃんと思うけど、スマホがないと不安になる。スマホ中毒ってやつ?「あーあ。頑張って行くか。」勇気を振り絞り学校へ向かい歩き出す。


正門からは入れないから裏口から入ろうとするが、真っ暗すぎて怖い。体が小さく震える。

でも行かないとスマホを取り出せない。意を決して足を進めた。

なんとか自分のクラス付近まで行けた。

...すると隣の教室から椅子を引くギギィー...と音が。

「待ってなに」

小声でそう呟く。気になるなでも、もし...考えたくもないことを考えてしまう。

だから夜の学校は嫌いなんだ。

「行ってみようかな」

足を一歩、二歩と隣の教室へ進める。そして私が見たものは___


「え?」1人の男子だった。

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