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2020年10月8日 02:30 編集済
三島由紀夫について、僕は『三島由紀夫vs東大全共闘』で語られたことくらいしか知りません。 大河内健志さんのこの作品には、三島作の楯の会宛ての遺書や豊穣の海、鏡子の家などが引用がみられ、そこからもすでに僕よりも深い見識をお持ちだと推測できます。そして、あの難解な硬い小説をネット小説の軽快さで表現する文章力も尊敬します。 僕は、三島由紀夫が東大全共闘の、学生Cの『日本人である限界を超えることはできなくなってしまう』という指摘に対し、『できなくていいんだよ』と間髪入れずに返したことが印象的でした。彼は、その硬い作品とは裏腹に演説する内容はユーモラスに溢れ、話す相手、話題をその場その相手に合わせて対決構造にもっていくことができる人物だったと思います。 僕の自主企画に投稿していただいた作品の中に、『解脱の味、一人飲まず』と平安時代の僧の言葉を引用し、自分の知識に酔いしれず、その知識をより多くの人に広めるべきだとありました。まさに三島はそういう人物でした。 大河内健志さんもまた、それができる文章力をお持ちだと思いますので、これからの活躍に期待しています。 P.S. 僕の自主企画の趣旨には合わないと思いましたので、外しておきます。
作者からの返信
私の作品をお読み頂きまして、ありがとうございます。また、三島由紀夫に興味がある方に読んで頂いて光栄です。この作品もそうですが入念な下調べをしながら、それを前面に出さないようにしています。そこに、事実と虚構を複雑に織り交ぜて、巧妙な仕掛けを入れています。ですから、知れば知るほど、物語に深みが増し、読み方によって、多彩な面が見えるようなります。そうでなければ、芸術にならないのだと思います。もっけ―2様、どうもありがとうございました。今後とも、宜しくお願いします。
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三島由紀夫について、僕は『三島由紀夫vs東大全共闘』で語られたことくらいしか知りません。
大河内健志さんのこの作品には、三島作の楯の会宛ての遺書や豊穣の海、鏡子の家などが引用がみられ、そこからもすでに僕よりも深い見識をお持ちだと推測できます。そして、あの難解な硬い小説をネット小説の軽快さで表現する文章力も尊敬します。
僕は、三島由紀夫が東大全共闘の、学生Cの『日本人である限界を超えることはできなくなってしまう』という指摘に対し、『できなくていいんだよ』と間髪入れずに返したことが印象的でした。彼は、その硬い作品とは裏腹に演説する内容はユーモラスに溢れ、話す相手、話題をその場その相手に合わせて対決構造にもっていくことができる人物だったと思います。
僕の自主企画に投稿していただいた作品の中に、『解脱の味、一人飲まず』と平安時代の僧の言葉を引用し、自分の知識に酔いしれず、その知識をより多くの人に広めるべきだとありました。まさに三島はそういう人物でした。
大河内健志さんもまた、それができる文章力をお持ちだと思いますので、これからの活躍に期待しています。
P.S. 僕の自主企画の趣旨には合わないと思いましたので、外しておきます。
作者からの返信
私の作品をお読み頂きまして、ありがとうございます。
また、三島由紀夫に興味がある方に読んで頂いて光栄です。
この作品もそうですが入念な下調べをしながら、それを前面に出さないようにしています。
そこに、事実と虚構を複雑に織り交ぜて、巧妙な仕掛けを入れています。
ですから、知れば知るほど、物語に深みが増し、読み方によって、多彩な面が見えるようなります。
そうでなければ、芸術にならないのだと思います。
もっけ―2様、どうもありがとうございました。
今後とも、宜しくお願いします。