第3話 自分の本

先日の休日、近くの本屋で「自分の本」という本が平積みになっていたので、手に取ってみると、中身は白紙でした。要は中身は自分で埋めてあなただけの本を完成させてください、というものらしいです。思わず買いそうになりました。というのも、見た目が本当に文庫本になっていたので、あとは自分で書けば、それっぽくなるみたいで面白いと思いました。ただ、私は字が下手なので直接これに書き込む勇気はなく断念したました。

しかし、私の事はともかく、いい企画だなあと感心しましたし、少しやられた感もありました。実はこんな本がづらっと並んでいる本屋を舞台にした小説を書こうと思っていたのですが、上手く構成出来なかったので棚上げにしてたところにこの本に出会い、やられたと、感じた訳です。

とにかく、人の人生は面白いはずです。誰もが、興味深い自伝が書ける人生を生きていると思います。

いつか、私も自分の人生を書こうと思っています。


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