第18話 その十八 ねこのこはな 藤沢カミヤ 講談社
マイナー作品でも良作は紹介すると言いつつ、過去の名作や漫画賞を取ったり、コアなファンがいる作品ばかりを紹介していたような気がします。
でも今回紹介する「ねこのこはな」これはさすがに、失礼ですがマイナーでしょう!
物語はアパートに住むSF作家のあっちゃんと、猫のこはなの一人と一匹の話。
ちなみに猫は擬人化され、人間とのコミュニケーションもかなり取れます。
そして衣装はセーラー服です。
大事なのでもう一度言います。衣装はセーラー服です。
ほぼ二頭身のこはなの可愛さ。基本は良い子なのですが、子供にも通じる探究心で、騒動を起こしてしまうこともあります。
ですけど、美味しいカリカリを形のいい順番に並べたり、ノラ猫さんと話したり、あっちゃんの友達と話したり。
アパートの住人は個性派揃いで、こはなの可愛さに思わず持って帰りかけたりもします。
あっちゃんとの距離感も抜群で、甘やかしすぎない。でも最後には甘やかしてしまう。
イタズラというか悪気のない行動であっちゃんに迷惑をかけてしまうこはなの姿はとってもラブリーです。
最終巻にはこはなとの出会いも描かれていますが、彼女がどれだけ幸せか、ほっこりとする作品なのです。
こういう隠れた名作はもっと長い期間描いてほしいものですが、まあ……あまり売れなかったんですかね?
これ読むだけで欝が癒されるので、私の評価はかなり高いのですが。
擬人化された猫さんの姿にほっこりとしたい方は是非!
こはなの食事風景に存分に癒されてください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます