生物
生物は暗記科目じゃない
という訳で、生物に関してまずはこの話を。
英語、数学、国語に対して、よく理科や社会科は「暗記科目だ」なんて呼ばれますね。暗記科目、という響きからしてこれらは「覚える」ことがメインになる科目だ、と思うかもしれません。が、この考えに対して、私は真っ向から反論します。
特に生物は暗記だ、と言う人をよく見る様に思います。ですが、私はこの考え方をやめなさい、と言いたいです。
まず第一に、受験云々に関係なく、皆さんが学んでいるものは何かを少し考えてみて下さい。生物「学」ですよね?
ということは、学んでいるものは一つの学問な訳です。学問ということは、そこには体系化された理論が存在しているはずで、暗記するだけでその学問を身につける事が出来るはずがないのです。
確かに、生物を勉強する上で暗記しなければならない事項は間違いなくあります。しかし、それは何かを勉強する時に絶対に避けては通れないはずで、暗記事項があるから生物は暗記科目だ、なんてことはないはずです。
例えば、英語を勉強するとしましょう。英語を勉強する時、英単語や英熟語の暗記は当然の様に行う(行ってきた)ものと思います。そしてその他に文法を覚えたり、文章の構成を理解しつつ、長文読解や和訳、リスニングの練習をしてきたのではないでしょうか? 単語や熟語を暗記する、ただそれだけで英語が読めるようになったりはしないでしょう? それは生物でも同じ事で、用語を覚えることは英単語や英熟語を覚えることと同じです。そしてそれを使いながら理論や現象を理解し、学んでいく。これが生物学を学ぶと言うことでしょう。
確かに、生物は単語を求められる設問が他の教科に比べて多いかもしれません。が、だからといって暗記さえすれば生物が出来る様になる、ということはありません。テストの点数を求めるのだとしても、暗記だけではどうしても限界があります。これに関しては生物に限った話ではありませんが。もちろん、受験を考える上では生物の優先度が高くない、という人も少なくないと思います。生物大好き人間としては寂しいですがね。ただ、そうだとしても、生物を暗記に頼るなんてことは止めてほしいなと思います。
それでは今回はこの辺で!
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