ザ・エクスペクテーション
@plebeian
第1話 戦火再び
世界を席巻するあの戦争が終息した後、いくつのひとのおかげで、やっと世界が少しずつだけど回復した。
ある緑の囲むまち、ひとつのビルのなかの部屋、一人の女の子がいる。女の子の名はヒール、ひかりが秘めた金髪のポニーテールに、とても色白の肌の、ふにゃふにゃな顔に一対の浅緑の瞳が付いている。カラフルな上着に、同じくカラフルなスカートがして、戦闘服のようなタイツとスニーカーが履いている。女の子は気持ち良さそうなソファに腰をかけっていて、一心不乱にノートパソコンにパキパキとタイピングをしている。少しの間が空けて、「パキ!」の音とともに緩んだ吐息がつき、「ついに完成した!」と女の子が言った。
「おめでとう!やっとね」と隣のロボットが言った。ロボットの名はニル、丸いヘルメットを被って、エネルギーセイバーを携えて、全身浅い青色の軽装甲外装で、「自我思考型人工知能」を搭載する、人型の戦闘式ロボットであった。
「ここは環境がいい、静かで誰もいない、そのおかげで頭が冴えて、最後のプログラミングが順調に進むんだ」
「じゃあ早く帰ろう、みんなは待ってるんだから」
「そうだね」
ビルを出て、顧をして、ビル全体が植物に覆い、周りはいくつの建物の瓦礫と残骸があって、澄んでいる空と気持ちいい風、「このまちは静かだな〜」でも寂しい感じ「人間は、きっと戦争の中なにを学んだことがあるだろう..」ヒールはこう思った。
そんなとき、一発の弾丸がヒールの頭を目掛けて襲ってくる。
弾丸が間一髪のところで青い稲妻によって消された。
「ウヒヒヒ!やるじゃないか!生きたいのなら、データを渡せ!」
「!」..「なぜそんなことを?」
「おまえたち、なにもの?」
「ウヒヒ!教えねぇよ!」
「おれたち受けた依頼はデータを奪うことのみ、きさまらの命はどうでもいいやぁ..」
...
「..ごめんなさい、それは無理」
「んじゃ、仕方ないなぁ」
二台のアサシン型ロボットが忽然姿を消し、光の反射をも歪んで、目に捉えにくい形になって、超高速移動をして、至近距離からニルの首と胸に目掛けて不気味なキーラーナイフで思い切り刺さった。
でも、命中した手応えはない。
時間が止まったように、ただ満天のプラズマみたいの青い光が眩しき、二台のアサシンロボットがともに真っ二つに切られた。
「!!!!!!!!」
轟音が轟き、爆発した。
「一体誰だろう?でも、このプログラムは絶対悪用されたくない、せかいの希望なんだから」ヒールは強く思った。
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