編集済
#4への応援コメント
この物語に名前を連ねた方々の心根の優しさやその移ろいに尋常ならざる感銘を受けさせていただきました。そして物語にしかし確実に存在する名も無き悪意に憤りを覚えずにはいられません。それは残念ながら実社会にも確実に存在する悪意と同期し呼吸の苦しくなる程でした。
「もう愛せないんです。自分の体が……」
自らの感情を制御できない悲痛の叫びは実社会においてもどれ程の数に上るのでしょうか。恥ずかしながら想像だにしたことの無かった自らを恥じ入るばかりです。
「人」でありたい故に死を望む矛盾、ただ普通に人でありたかっただけの人が人ならざるものに引き摺られる絶望を、これまで想像したことがあったであろうかと自問自答しております。
自らを「死神」と自嘲する坂巻が「人」として生きたいと叫ぶ二つの魂に触れ、少しずつ人の感情を取り戻していく様に何故か嫉妬にも似た感情を抱いていたように思います。
この物語に名を連ねた方々の様に、他者の心の機微に繊細で寄り添える人の溢れることを願って止みません。
そして少なくとも私は貴作に間違いなく揺さぶられ、これから自問自答を繰り返すことになると思います。
この度は大変得難い契機をいただき誠に有難うございました。心より御礼申し上げさせていただきます。
作者からの返信
崎谷 和泉さま
改めてのコメント、誠にありがとうございます。
人でありたいため死にたい人々、人々を生かしたいと思う死神と呼ばれる坂巻の機微を感じていただけて何よりうれしくおもいます。
作者として嬉しいお言葉、本当にありがとうございました。
#1への応援コメント
自主企画「孤高の短編小説を称える本棚」から拝読させていただきました。
最後まで拝読させていただき大変な感銘を受けております。そしてその感銘が強過ぎるが故に、今はそれを正しく言葉で表すことが難しく少々お時間をいただければ幸いと考えております。
必ず思いを綴りに再訪させていただくことをお約束申し上げます。
この度は自主企画へのご参加に御礼申し上げます。どうぞ今後とも益々のご活躍を心より祈念申し上げております。
作者からの返信
崎谷 和泉さま
企画からのご一読、誠にありがとうございます。
また、素敵な企画に参加させていただきまして改めて御礼申し上げます。
感銘を受けたとのお言葉いただき、作家冥利につきます。
これからも頑張ってまいりますので、また機会がございましたらのぞきに来ていただけますと幸いです。
コメントありがとうございました。
#4への応援コメント
読みました。
先ず、わたしにはどうにも設定部分で気になるところがありました。一つは、この法律で本当に自殺者は減るのか? これは、わたしの頭一つで考えるには難しい問題ですし、置いておきます。二つ目は、こういうものにはマニュアルがあるのではないかということです。センシティブな問題ですから、国が開催している研修ぐらいでは厳しいと思います。国が雇った精神科医や社会学者がつくった行動のマニュアルぐらいあっていいんじゃないかと思います。自由裁量はほぼない気がします。それから研修が義務かそうでないかも気になりました。書き方からするとそうじゃない気がします。途中まで、マニュアルとカウンセリングがいるだろうと思っていたのですが、確か三話の途中でカウンセリング云々の話が出てきました。ちょっと遅い気がします。
この設定は考えることが非常に多く、現状、全てがうまく行っているとは言えません。
心療内科に以前通っていた身からすると、相談内容は絶対明かされないと思います。裁判を起こしてもかなり難しいのではないでしょうか。
設定に瑕疵はあったと思います。文章は丁寧で読みやすいです。決して設定のインパクトだけで終わらせない気概を感じます。だからすごく惜しいと思います。
作者からの返信
@shoko_kashiwagi_penname 様
お読みいただき、ありがとうございました。
設定の部分のご指摘は大変勉強になりました。フィクションでありながらも説得力を持たせられるよう、今後励んでいきたいと思っております。
文章が丁寧と言っていただけて、大変嬉しいです。
コメントいただき、ありがとうございました。
編集済
#4への応援コメント
自主企画への参加ありがとうございます。
安楽死が合法とされた世界で、死を認定する仕事を与えられた公務員の主人公。設定にリアルさがあり、最後まで興味深く読ませていただきました。
登場人物の筆致も丁寧で、業務を淡々とこなしているように見える坂巻や平岡が、内心で抱えている葛藤なども伝わってきました。
里村さんはその後どうなったのでしょうね…。彼女に救いがあることを祈るばかりです。
作者からの返信
瑞樹さま
素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございました。
登場人物それぞれの思いや人となりが伝わっていると嬉しいです。
里村がどう過ごしているのか坂巻もわかりませんが、きっと彼も彼女が少しでも安らかに過ごしていることを祈っているはずです。
コメントもいただきありがとうございました。
#4への応援コメント
「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみよう」企画参加ありがとうございます。
続きが気になって最後まで読ませていただきました。
率直な感想を。
評価ポイントやブックマークから読む前は全く期待していなかったのですが、埋もれた良作を発見したという気持ちです。
重い題材をテーマにした作品は傾向として作者の辛さしんどさを分かって欲しいと読者に訴えかけるものが多い中で、本作はきちんと物語としての結末を見せてくれました。
内容の改善点とは言いづらいですが、気になったことがいくつかあるので以下書かせていただきます。
1.自殺する手段がいっぱいあるのに何で行政へのしち面倒くさい手続きをとって安楽死を選ぶということにこだわるんだろう?
そうしないと保険金が下りないから、などの合理的な理由があるのか、それとも単に死ぬのが怖いからなのか・・・しかし最初の人の「死なせてくれ」からして切迫していたし・・・ううん・・・・と。
2.文字の密度について
スマホで見ることを想定すると、行間をかなりスカスカにしないと見づらくなってしまうので損をしていると思います。
3.読者層について
カクヨムよりも小説家になろうの純文学かヒューマンドラマのカテゴリの方が受けがよさそうな気がしまして。あるいは、他の紙の本や純文学を好むような発表場所の方が反響があると思います。
以上です。
作者からの返信
鶴屋さん、こんにちは。高村芳です。
この度は素敵な企画に参加させていただきありがとうございました。ご丁寧に改善点もあげてくださって、大変嬉しく思います。
自分でも気になっていた点をご指摘いただいたので、参考にさせていただきます。この作品だけでなく、全ての作品に通ずるところもありますので、環境も含めて見直そうと思います……!
ありがとうございました。またお暇なときによろしければ覗きに来ていただけたらと思います。
#4への応援コメント
初めまして、杜松の実(ねずのみ)と申します。
すばらしい作品ですね。感動しました。
リアリティがあるのはもちろんのこと、そのリアリティの度が過ぎているといいますか。
坂巻もほかの人物もなぜか見たことある人の様に、近くに感じました。
昨今の情勢から、自殺や安楽死について書く人も多く、こうした行政側からの死の提供を題材は多いです。
その中でもこの作品は群を抜いて素晴らしいですし、一人よがりの思想を垂れ流すものではなく、温かみのある白いをイメージさせられました。
すみません、なんか何言っているのか分からなくなってきましたねww
いい作品をありがとうございます。
作者からの返信
杜松の実さん、初めまして。高村芳と申します。
作品をお読みいただき、ありがとうございます!
坂巻も里村も私自身大好きなキャラクターでして、「近くに感じる」と言っていただけて大変嬉しいです。
お言葉を励みに、これからも頑張ってまいります。ありがとうございました。
#4への応援コメント
この物語の中で安楽死を認可するか、しないか、答えを出さないところが良いと感じました。ずっと死にまつわる物語展開の中で、最後に生の息吹を感じさせる構成がとても上手く、哀愁もあるが後味の悪くない情緒が胸の中に残りました。
作者からの返信
ふりったぁ様
お読みいただきありがとうございます。
答えは簡単に出るものではなく、一人ひとりが考えていくことだと思うのでこのような結末となりました。
後味も悪くなかったとのことで嬉しく思います。
コメントありがとうございました。