第6話

「目が覚めましたか?先輩」

ふと気づくとベッドの上だった。天井は白い。まるで保健室だ。その白の一部と混ざるような白衣を着た人物が目に入った。

「ティガー!?」

礼三郎は跳ね起きた。

「大丈夫ですか?先輩?」

「例の教団とか言う奴らだ。今までのヌードルオバケサダヒカントとは訳が違っていた。たしか…ウォッチャーとか言っていたぜ」

「ウォッチャー?いったい何者ですかね?レイザーブロウのダメージからすると只者ではありませんが」

「レイザーブロウ!そうだ!女の子がさらわれたんだぜ!早く修理をしてくれ!」

「あのダメージではすぐには治せませんよ」

「でも!どうにかしてくれ!」

「先輩!…やはりあなたはもっていますね?」

「ん?なんだぜ?」

「レイザーブロウ10型は修理に時間がかかりますが、新たなレイザーブロウを開発したのです!レイザーブロウ11型です!これに先輩と適合したレイザーブロウのアームホーンを移植すればすぐに起動できます!」


━━━白いレイザーブロウは主人の到来を待っていた。

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