こさえる子ちゃん
今日もすってんころりん
膝に黒曜石を埋め込んでいく
柘榴の森が恋しくて
持病の惚れっぽさも忘れ去り
野を掻き分け、森の奥へと歩み進める
トラウマ級のポジティブが
頭をぐるぐる廻りだし
振り子時計がポンコツと音立てる
炎をまとって落ちるのは
鏡のような太陽のたが外れ
身の潔白を肌に塗り付けて
世界一綺麗な顔になる
死人はすべからく
眠っているような美し顔
咲かないお花、賑やかしにもならずとて
踏み付けにされる専用のお花じゃありません
柘榴と柘榴を天秤に掛けたなら
神様のえこひいきが知れ渡る
左右対称な天秤は
模範的な絞首刑受け系男子
ほおずきの中では、黒い目玉がごろごろしてる
宝石絞ったままごと味の
目薬ちょうだい、赤色の
今日もすってんころりん
膝に黒曜石を埋め込んでいく
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