ソプラノボーイ

断ち切れた首吊りの、縄を引摺り走るのは

ソプラノボーイの面影残る、アルトの少年


異国の歌は脳の溝を這う 感情論の部首のアソコが疼いて止まぬ 高画質の証拠写真が盛者必衰に自白を促す

自己投資したもの、今すぐここで吐き出せよ

まるでセミ まるでカゲロウ 汚いユスリカを顔面に塗り付けろ


死ぬまで続く影鬼の、後先知るのは

食人鬼の腹の中の肉片たち

首無しの大和撫子そこまで来てる


何かの手違いで生まれたなら、何かの手違いで死ぬわけにいかない

何かの間違いで殺されるのなら、死ぬまで歌わせてくれ 鎮魂歌さえも先立って


天秤仕掛けの磔刑台が命の重さを教えてくれる

ずっと見ているよ ずっと覚えているよ

雲の隙間から 君が動けば、僕も一緒に動くんだ

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