振動に合わせて
寝不足の瞳を粘膜で覆い
寝過ごしている耳にイヤホンを接続した
美しい旋律が 軽快なリズムが
震えを通して伝わってくる
死にかけの昆虫が震えるのと同じ理屈で
顔面が引きつるのと違う感情が
歌詞に共感 涙腺に共鳴 頭に教会
アイマスクと目蓋はお隣同士の親密さ
イヤホンと耳骨は音楽性の違いが起こらない
松風は松専用の風 仲違いは決して起こらない
想像してごらん 違う音楽が鳴るのを
想像してごらん 違う感情が起こるのを
想像してごらん 違う振動が交わるのを
絶対に想像しないで 頭の中の神様の姿を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます