供物

想像上の伝説の馬は自力では立てない

己の不完全を嘆いて死んでいく


供物

ぼくは供物だ


あらゆるものの中から創造されることを禁じられたものだ


道具

新しいもの

古いもの


どよめき 

会場中の注目の的


ステージは広かった

スポットライトはぼくを向いていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩集 『魔法の言葉』 なんかかきたろう @nannkakakio

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る