第9話
赤い花は《再生》の色。青い花は《別れ》の色。
桃色の花は《嫉妬》の色。
黒い花は《慈しみ》の色。黄色い花は《幸福》の色。
紫色の花は《優しさ》の色。
神さまは咲き誇る花々それぞれに、役割を与えたのです。大切な大切な、生きるための道標。
ですが――――
白い花は【罪過】の色。
なににも染められず、なににも染まらず。
いつだって
哀れな白い花は、果たしてどこへ向かえばその
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます