第29話 自作品語り・その2

「扉の少女」が最初の小説なのは間違いないのに、

そのあとは残念ながら曖昧だ。


コメディ系作品を三つ書いたのだけれど、

いずれも大学生から社会人になった時期に書き始めたようで、

ハッキリとした順番が思い出せない。

(以下はその前提でお読みください。)



今回はカクヨムにも投稿している「家出物語(仮)」。


これもスタートは共作だった。

交換小説にチャレンジしたいという知人に賛同して始めた。


とある理由で城から飛び出した王女と、

王女を拾ったせいで騒動に巻き込まれる、

幼馴染みの王子のドタバタコメディだ。



知人がざっくりと配役を決め、王子と王女の名前は私が決めた。


ところが、交換小説はかなり初期にとんした。

お互いに忙しくなったせいで、自然消滅してしまった。



ではどうしたかというと、数年後にホームページで私が完成させた。

もちろん、知人には了解を取って。

途中やめになっていたのが何年も心にひっかかっていたからだ。


その際、かなり改稿を加えているけれど、

もしかしたら分かる人にはどこが切れ目か分かるかもしれない。



今となってはその知人との繋がりは切れてしまって、

もう連絡は取れない。


完成した作品を一番読んで欲しい人に

読んで貰えないのはかなり寂しい。


投稿サイトに載せることで気付いてくれないかなと思っている。

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