第24話 ふり仮名のふり具合

 ふり仮名って、どれくらいがちょうど良いんだろう?


 童話には沢山ふる。

 でも、普通の一般向けの小説には

 どの程度が良いのかいつも悩む。


 似ていて間違いやすい文字にはふろうかな。

 戸惑とまどうと躊躇ためらうとか、所謂いわゆる所詮しょせんとか、独壇場どくだんじょう土壇場どたんばとか。

 とにかくパッと見で迷うもの。



 そういえば以前、とある書き手さんが、

 正しくふってあるのに「違う」と指摘されて困った、

 というエピソードを紹介していた。


 親切心から来るだけに辛いだろうな。



 あとは小難しい漢字や個人名、それから

 特殊な読み方にもふっておくと助かるかもしれない。


 たとえば魔法の呪文とか。


 個人的に使って楽しかったのはファンタジー小説の「転移わたって」。

 良くある類の造語だけれど、勝手に気に入っている。



 詩や言葉遊びをする人なら、似た経験があるんじゃないかな。

 ……おや、何の話をしていたんだったっけ?(笑)

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