第2話
難易度変更できるメリットはよく分からないが、この
※このスキルは試作段階であり、今後能力を追加する可能性高
という一文に惹かれた。他のスキルは成長しないのに対しこれは成長、もしかすると進化の可能性も考えられる。アニメでもこういう成長の余地があるスキルは初期では弱くても後にチートになる!いや、そうだった気がする。とりあえず聞いてみよう。
翔「天使様、この難易度変更ってどういうスキルなんでしょうか?」
天使「あ!?それは私が作ったスキルだ!ごめん間違えて入れちゃってた。名前の通りあらゆるものの難易度を変更できるスキルだよ。でも直接戦闘力が上がるわけじゃないからあんまりおすすめじゃないんだけどね…」
そう言いながら天使さんは悲しそうな顔をした。
天使さんは強くないって言ってるけどこれかなり使えるのでは?よし!迷う余地なしだな!
翔「天使さん!でも僕これが良いです!!」
そういうと天使さんはぱぁ!っと花が咲いたような笑顔をみせてくれたがすぐに暗い顔になって
天使「別に気を遣ってくれなくてもいいんだよ、スキルはなるべく強いのを選んだ方が生きていけるし」
翔「いえいえ、別に気を遣っている訳ではないですよ。個性があって使い方によってはここにあるどれよりも有用なスキルだと思ったんです。能力追加っていうのも魅力的ですし!」
天使「へ、へぇ~!そ、そうかなー!まあ、なかなか君は見どころがあるね!そこまでいってくれるなら早速スキル内容を追加しちゃおうかな!うーん…これでよし!」
そういうと天使さんはスキルの書いてある紙にその追加事項を書いて見せてくれた。
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難易度変更
ダンジョンやクエストの難易度を自由に変更することができる
ダンジョン内やクエスト発生中は死んでも復活できる。
※このスキルは試作段階であり、今後能力を追加する可能性高
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これはかなり強くなっちゃったね(笑)
こんな気軽に強化してくれるなんてかなり太っ腹な天使さんだな。
できれば今後ともこの天使さんとは懇意にしたいな(ゲス顔)
まあ冗談は置いといてこれで使い方の幅がさらに広がったな!
翔「ありがとうございます!!というかこんなチートスキルもらっちゃっていいですか!?」
天使「もちろんだよ!他のと比べれば抑え気味だと思うよ~。
まあ、君が喜んでくれて何よりだよ!
さあ、とうことでスキルも無事決まったようだし出発しようか!、準備はOK?」
ここまでのスキルになったというのに天使さんから見たらまだ物足りないのか…。
まあそう思ってもらってた方が今後もスキルの追加をしてもらえそうだし俺としてはありがたいなー。
そんなことを考えつつ、満面の笑みの天使さんに見送られながら異世界へと旅立った。
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天使「行っちゃった…もっと彼とお話してみたかったなー。
あ!そうだ、最近導入されたシステムを彼に試してみようっと!
そうと決まれば…神様ーー!少し相談したいんですけどー!!」
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