始まりの日常1

 イトウマキが現れた直後タリズマンは激しく振動し始めた。

 地震かと思われる揺れにその場にいた者は誰かに押し倒されたように地面に倒れる。


 不安定な地面が徐々に消えていくとなんということであろう、地下室は建物ごとぶっ飛び、空の上には真っ黒な穴が穿ってありブラックホールのようにダークウィッチを吸い込んでいた。

 「マルドゥクが復活しようとしている、そうなれば地球はその星に飲み込まれてしまうにゃ」

 イトウマキはその黒い物体を睨み付けながらただならぬ言葉を発した。

 こうなればタリズマンが合体したこの武器でマルドゥクを再び破壊するしかない。



 その役をムニカとカレンが引き受けるそしてブラックホールに突入していった。

 彼らはそのまま消えていきマルドゥクは破壊された。


 沈黙が流れ、ブラックゴーストとプリチーウィッチズの隊員達は何かが変わった事を感じとった。

 つつまれていた寒天が取れたような不思議な感覚はっとした時彼女、彼らは魔法が使えなくなっている事に気付いたのだ。


 

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