人生はトラブルの連続だ
先日の朝は大変だったので記す。
不登校の長女(7才)が学校行くと言ったので、妻は二男(1才)も連れて車で小学校へ。
僕は長男(3才)を登園バスに乗せて会社に行くだけで良かったが、長男が幼稚園を嫌がってゆっっっっくりと朝ご飯を食べる。
仕方ないので幼稚園へ電話し
「今日は自転車で幼稚園へ連れて行きますので、バスは乗りません」
と伝える。
嫌がる長男に
「じゃあ公園で遊んでから幼稚園行こうか」
と誘い、長男からオッケーをもらい僕は安堵する。
そこから問題(トラブル)発生。
自転車のカギが無い。
いつもの玄関のカギ置き場を探す。
見つからない。
妻のバッグの中身を探す。
見つからない。
僕の複数のズボンや上着のポケットの中を探す。
見つからない。
時間は刻一刻と過ぎてしまう。
妻へ電話するが出ない。
もう一度、玄関のカギ置き場を探す。
見つからない。
仕方ないので、長男と一緒に歩いて幼稚園まで行くことを決意する。
幼稚園までは約1.5kmある。
家を出てすぐに歩かなくなった長男を、肩車する。
1kmほど歩き、幼稚園の途中にある小学校の近くまで来た時に、妻から電話がある。
「小学校で車のカギを渡すから、これで幼稚園に行きんさい!その後そのまま会社行ってね!」
僕は妻から車のカギを受け取ると、長男を車に乗せて走り出す。
ふと見てみると、車のポケットに自転車のカギがある。
妻が持って行っていたのだ。
それを見て僕はイラだつ。
長男を時刻ギリギリで無事に幼稚園へ送り届け、一旦家に戻ってからすぐに会社へ向かう。
すると、妻から連絡がある。
「自転車のカギと一緒に家のカギが付いてて、家に入れん」
今度は妻がイラだつ。
妻は家の合カギを持っている義理母へ急きょ連絡し、義理母が自転車を30分こいで、ようやく家に入る事ができたようだ。
と、まぁ「人生はトラブルの連続」なのだが
会社へ行っても職場の機器が壊れたりとトラブル続きだった。
あるセミナーの講師はこう言った。
「トラブル=チャンス」
トラブルの度に成長に繋がっているのだ、と。
つまり今日の僕はチャンスの連続。
そしてそれを、全て乗り越えた分だけ成長していることになる。
あまり実感がないが、今、確実に分かることは
「子供を肩車しながら1km歩くと筋肉痛になる」
ということだ。
追伸.カギの管理方法は、帰宅後に改めて妻と共有した。
ショートショート「家族って良いもんだ」 あかりんりん @akarin9080
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