第152話 それから‥土産話

エリンシアは二枚の小さな絵を胸元で抱きしめる


そして ドアをノックする音・・


エリンシアの幼い子供

「母様!」 胸元に飛び込んできた


その子を代わる代わる エリンシアとアーサーは抱きしめる


その様子を嬉しそうに見るアムネジア・・



その後の事・・巨人族の王は エリンシアを手放したくはなく

月のうち 十日間は 王宮に滞在するようにと命令された・・。


十日間・・また王の玩具になる

でも残りの日々はアーサーや子供と過ごせる


辛い気持ちはあるものの


その夜 アーサーの屋敷に帰宅して 皆で食事を楽しむ

アムネジア・・テインタル王女は 白の国と黒の国の食材も持参していた


その食材で 沢山の料理が作られ それぞれ食事を楽しむ


会話が続く

もちろん喉を潰されているエリンシアは喋れないが

ニコニコと笑っている


食事の後は 羽琴の演奏するエリンシア


次には アムネジアがリュートを演奏した

見事な腕前だった


拍手するエリンシアとアーサーと幼いエリンシアの子



アムネジアは その夜は 屋敷に泊まっていって 

昼頃 名残惜しげに 去っていった。


しばらく後に またエリンシアは懐妊した

その子は 無事に産まれる


そして 上の子と同じく 父親は王なのかアーサーの子なのか分からない


それでもアーサーは その子も愛してくてた

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