第9話 明日への願い(4)

 5人は玉座の裏に戻ってきた。玉座は相変わらず静かだ。誰が利用しているんだろうか? ひょっとして、王神龍が使うためだけの城じゃないかな?


 サラはくぼみを見た。石板をはめた部分は光り輝いている。早く全て見つけてここにはめないと。


 サラは大地の石板をくぼみにはめた。すると、くぼみは光り輝いた。ここまでの流れは一緒だ。これをあと4回繰り返さなければならない。


「あと4つか」


 サムはため息をついた。まだまだ先は長い。あと半分ちょっとだ。


「早く見つけましょ!」

「うん」


 5人は大地の石板のあった部屋につながる扉の右にある扉に向かった。7つの石板を集めたら王神龍の元にたどり着けると信じながら。


 5人はその扉の前にやって来た。その扉には風の印が施されている。風の石板はここにあると思われる。


「次はここか」


 マルコスは扉の前に立ち、ため息をついた。この先には何があるんだろう。どんな敵が襲い掛かってきても、自分の拳で倒してみせる! 待ってろよ!


 5人は扉を開けた。その先は崖になっている。どうやらここは城の壁すれすれの場所のようだ。風が強く吹いている。


「崖だ!」

「こんなに高い所にあるのね」


 レミーは下を見た。その下には雲の海が広がる。その下には人々が営んでいる。明日、彼らはどうなってしまうんだろう。いや、彼らを救えるのは私たちだ。必ず世界を救って下の人々に平和が戻ったことを伝えねば。


「狭いわね」

「慎重に行こう!」

「うん!」


 5人は慎重に進んでいた。ここで足を踏み外して下に落ちたくない。


「もう暗くなってる!」


 サラは空を見た。もう暗くなっている。このままこれを人間が見る最後の夜にしてたまるか! 人間の未来は私たちが作る!


「早く王神龍の元に行かねば!」


 数分慎重に歩くと、その先に洞窟の入口がある。今さっき見た洞窟と同じだ。今度はどんな洞窟だろう。


「洞窟の入口が!」

「行こう!」


 5人は洞窟に入った。そこは大地の石板のあった洞窟のようだ。この洞窟もとても静かだ。いまにも敵が襲い掛かってきそうだ。


「ここも暗いな」

「気を付けて進みましょ」

「うん」


 5人は洞窟を進み始めた。だが、敵が襲い掛かってきた。3匹の黒いオオカミと2匹のドラゴンの戦士と2匹の黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「大地の裁きを!」


 バズは魔法で大きな地響きを起こした。8匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。それでも8匹はびくともしない。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。8匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で大量の隕石を落とした。だが、5人はびくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者はますます表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムは苦しみ出し、倒れた。


「ここで死ね!」


 もう1匹の黒いオオカミも目を赤く光らせた。突然、レミーは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 更にもう1匹の黒いオオカミはサラに噛みついた。だが、サラはびくともしない。


「グルルル・・・」


 ドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。


「ギャオー!」


 もう1匹のドラゴンの戦士は光り輝く槍でバズを突いた。バズは一撃で倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。8匹は大きなダメージを受けた。ドラゴンの賢者は倒れ、3匹の黒いオオカミと2匹の黒いドラゴンは目が回った。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンはサラに噛みつこうとした。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンは氷の息を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミと1匹のドラゴンの戦士と1匹の黒いドラゴンは体がしびれた。


「水の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大洪水を起こした。7匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「えいっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミは倒れた。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、氷を帯びた爪で何度も引っかいた。もう1匹の黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、サムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、サムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。5匹は大きなダメージを受け、残った黒いオオカミは倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受け、マルコスは表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンはマルコスに噛みついた。マルコスは一撃で倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でマルコスを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。4匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。4匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの戦士は倒れた。


「グルルル・・・」


 サラは灼熱の炎を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、残ったドラゴンの戦士は倒れた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。2匹の黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 黒いドラゴンは雷を吐いた。5人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「グルルル・・・」


 もう1匹の黒いドラゴンはレミーに噛みついた。レミーは一撃で倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でレミーを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。2匹の黒いドラゴンは表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。1匹の黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 サラは氷の息を吐いた。1匹の黒いドラゴンは倒れ、もう1匹はますます表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。残った黒いドラゴンは倒れた。


「頑張りましょ!」

「うん」


 5人は再び進み始めた。だが、間もなくして、再び敵が襲い掛かってきた。2匹の黒いオオカミと3匹のドラゴンの戦士と黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、1匹の黒いオオカミと2匹のドラゴンの戦士は体がしびれた。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。7匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で強烈な雷を落とした。だが、5人はびくともしない。


「食らえ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者はますます表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムは苦しみ出し、倒れた。


「息絶えろ!」


 ドラゴンの戦士は光り輝く槍でレミーを突いた。レミーは一撃で倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。7匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは氷の息を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。6匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「大地の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大きな地響きを起こした。6匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。6匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミは倒れた。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。残った黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は光り輝く槍でマルコスを突いた。マルコスは倒れた。


「命の奇跡を!」


 サラは魔法でマルコスを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは雷を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「炎の裁きを!」


 バズは魔法で巨大な火柱を起こした。4匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。4匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。4匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの戦士は倒れた。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。もう1匹のドラゴンの戦士は倒れた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。2匹は大きなダメージを受けた。残ったドラゴンの戦士は倒れ、黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「氷の裁きを!」


 バズは魔法で黒いドラゴンを氷漬けにした。黒いドラゴンは表情が苦しくなり、氷漬けになった。


「雪の裁きを!」


 続けてバズは魔法で猛吹雪を起こした。黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「とどめだ! 星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。黒いドラゴンは倒れた。


 5人は前を見た。その先には出口がある。出口の先は光っている。


「出口だ!」

「急ごう!」


 5人は出口に急いだ。だが、あと少しの所で敵が襲い掛かってきた。黒いオオカミと3匹のドラゴンの戦士と2匹の黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は体がしびれた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。7匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で強烈な雷を落とした。5人は大きなダメージを受け、レミーは体がしびれた。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、レミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 ドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。だが、3人はびくともしない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、レミーとバズを復帰させた。


「グルルル・・・」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。7匹は大きなダメージを受けた。ドラゴンの賢者は倒れ、1匹の黒いドラゴンは目が回った。


「ガオー!」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受け、マルコスは表情が苦しくなった。


「グルルル・・・」


 もう1匹の黒いドラゴンはサムに噛みつこうとした。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。6匹は大きなダメージを受け、黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 続けてバズは魔法でマルコスを回復させた。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。6匹は大きなダメージを受け、黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。5匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンは氷の息を吐いた。それでも5人はびくともしない。


「炎の裁きを!」


 バズは魔法で溶岩を起こした。5匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。5匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は倒れた。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。2匹の黒いドラゴンは大きなダメージを受け、1匹の黒いドラゴンは体がしびれた。


「食らえ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いドラゴンは表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 サラは灼熱の炎を吐いた。2匹の黒いドラゴンは大きなダメージを受けた。1匹の黒いドラゴンは倒れ、もう1匹も表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。残った黒いドラゴンは倒れた。


 洞窟を抜けると、そこは部屋だ。今までと一緒のように見える。


「見て! 床が透けて見える!」


 サラは床の下を見た。下が透き通っていて、雲の海が広がっている。


「本当だ!」


 マルコスも下を見た。こんな床があるとは! マルコスは驚いた。


 サラは正面を見た。すると、台座がある。そしてその上には石板がある。


「この台座の上にも石板が!」


 その声に反応して、4人は前を見た。確かに目の前には台座があり、その上には石板がある。


「今度は何が起こるんだろう」


 バズは警戒していた。取る、もしくは取ろうとしたら何が起こるんだろう。


 サラは石板を取った。その時、向こうの床が大きな音を立てて徐々に崩れ始めた。


「うわっ!」

「床が抜けるのか」


 こんなことが起こるとは。予想外の出来事に、サラは驚きつつ、部屋の端に避難を始めた。


「ここに避難しよう!」

「うん」


 5人は部屋の端に避難した。それでも落ちるかもしれないと思った4人は、サラの背中に乗った。サラは翼を広げて、いつでも飛べるように準備した。


 突然、抜けた床から巨大な黒いセイレーンが出てきた。黒いセイレーンは彼らを狙っていた。


「敵だ!」

「こういう仕掛けなのか!」

「かかってこいや!」


 マルコスは拳を握り締めた。黒いセイレーンが襲い掛かってきた。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いセイレーンの体はしびれない。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。黒いセイレーンはびくともしない。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。それでも黒いセイレーンはびくともしない。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いセイレーンには全く効いていないようだ。


「覚悟しろ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。これも全く効いていないようだ。


「ラララ・・・」


 セイレーンは歌い出した。突然、マルコスとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとレミーとバズを復帰させた。


「グルルル・・・」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。黒いセイレーンの体に火が点かない。


「雪の裁きを!」


 バズは魔法で猛吹雪を起こした。黒いセイレーンは氷漬けにならない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。それでも黒いセイレーンは体がしびれない。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。黒いセイレーンの表情は変わらない。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いセイレーンは氷漬けにならない。


「覚悟しろ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、氷を帯びた爪で何度も引っかいた。それでも黒いセイレーンは氷漬けにならない。


「ラララ・・・」


 黒いセイレーンは歌い出した。突然、マルコスとサムとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。黒いセイレーンは目を回さない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。それでも黒いセイレーンの表情は変わらない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いセイレーンの体はしびれない。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。黒いセイレーンの体に火が点かない。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、毒を帯びた剣で斬りつけた。黒いセイレーンは毒に侵されない。


「覚悟しろ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、毒を帯びた爪で引っかいた。それでも黒いセイレーンは毒に侵されない。


「ラララ・・・」


 黒いセイレーンは歌い出した。突然、サムとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、サムとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。それでも黒いセイレーンはびくともしない。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いセイレーンの表情は変わらない。


「雪の裁きを!」


 続けてバズは魔法で猛吹雪を起こした。黒いセイレーンは氷漬けにならない。


「氷の裁きを!」


 サムは魔法で氷漬けにした。それでも黒いセイレーンは氷漬けにならない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いセイレーンの表情はそれでも変わらない。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いセイレーンには全く効いていないようだ。


「ラララ・・・」


 黒いセイレーンは歌い出した。突然、マルコスとサムとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 サラは空高く飛び上がり、炎をまとって体当たりした。黒いセイレーンは非常に大きなダメージを受け、一気に表情が苦しくなった。


「とどめだ! 星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。黒いセイレーンは倒れた。


「何とか倒したわね」

「うん」


 サラは息を切らしていた。だが、まだ折り返しを少し過ぎたにすぎない。これからもっと厳しい戦いが続くだろう。油断してはならない。


「でも、まだまだこれからよ」


 黒いセイレーンが倒されると、抜けた床は元に戻った。そして、台座の向こうには魔法陣が現れた。それに乗れば玉座の裏に戻れるみたいだ。


「戻ろう!」


 5人は魔法陣に乗り、玉座の裏に戻った。あと3つ。まだ折り返しを少し過ぎただけだ。まだまだだ。早く全部見つけないと。

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