第9話 明日への願い(2)

 5人は大広間に戻ってきた。今度は炎の石板のあった部屋の隣の扉に入ることにした。その扉は今さっき入った扉と似ていたが、模様が違う。聖水神レトウの印が入っている。


「この扉の向こうに入ってみよう」

「うん」


 5人は扉を開け、中に入った。その中は水が流れている。床は透き通っていて、その下では大量の肉食魚が泳いでいる。まるで水の神殿のようだ。


「今さっきの洞窟もそうだけど、とてもここが城とは思えないわ」


 5人は慎重に歩いていた。ここで足を踏み外したら、肉食魚の餌食になる。ここまで来て食われて死んだら、人間の明日はない。王神龍を封印して世界を救う使命を果たさなければ。


 サラは前を向いた。その先には滝が流れている。


「ここは滝が流れてるな」

「きっと王神龍が幻を見せているんだろうな」

「きっとそうね」


 5人は足を踏み外さないように、慎重に進んでいた。だが、敵が襲い掛かってきた。2匹の黒いオオカミと2匹のドラゴンの戦士と黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。6匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。6匹は大きなダメージを受け、1匹の黒いオオカミと1匹のドラゴンの戦士の体に火が点いた。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。6匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で大量の隕石を落とした。5人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者はますます表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いオオカミは氷の息を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「グルルル・・・」


 ドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。それでも2人はびくともしない。


「ギャオー!」


 もう1匹のドラゴンの戦士は光り輝く槍でバズを突いた。だが、バズは倒れない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ギャオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。6匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受け、バズは表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。5匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 続けてバズは魔法で自分を回復させた。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。5匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは氷を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 残った黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、サムは苦しみ出し、倒れた。


「グルルル・・・」


 もう1匹のドラゴンの戦士はサラに噛みついた。だが、サラはびくともしない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。4匹は大きなダメージを受けた。黒いオオカミは倒れ、2匹のドラゴンの戦士は目が回った。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは氷の息を吐いた。だが5人はびくともしない。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。3匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。3匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「大地の裁きを!」


 サムは魔法で大きな地響きを起こした。3匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、雷を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの戦士は倒れた。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。残ったドラゴンの戦士は倒れた。


「ガオー!」


 サラは氷の息を吐いた。黒いドラゴンは氷漬けになった。


「グルルル・・・」


 続けてサラは再び氷の息を吐いた。黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。黒いドラゴンは表情が苦しくなった。


「とどめだ! 天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いドラゴンは倒れた。


「相変わらず敵が強い」

「頑張って進みましょ」


 5人は再び進み始めた。だが、間もなくして敵が襲い掛かってきた。3匹の黒いオオカミと3匹のドラゴンの戦士と黒いドラゴンとオオカミの魔法使いだ。


「炎の裁きを!」


 バズは魔法で巨大な火柱を起こした。8匹はびくともしない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。8匹は大きなダメージを受け、オオカミの魔法使いは少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。8匹は大きなダメージを受け、オオカミの魔法使いは表情が苦しくなった。


「水の裁きを!」


 オオカミの魔法使いは魔法で大洪水を起こした。だが、5人はびくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、雷を帯びた剣で何度も斬りつけた。オオカミの魔法使いはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。オオカミの魔法使いは倒れた。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、サムは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いオオカミはマルコスに噛みついた。マルコスは大きなダメージを受け、毒に侵された。


「グルルル・・・」


 更にもう1匹の黒いオオカミは灼熱の炎を吐いた。だが4人はびくともしない。


「食らえ!」


 ドラゴンの戦士は光り輝く槍でマルコスを突いた。マルコスは一撃で倒れた。


「死ね!」


 もう1匹のドラゴンの戦士は光り輝く槍でレミーを突いた。レミーは一撃で倒れた。


「ガオー!」


 更にもう1匹のドラゴンの戦士はサラを突いた。だがサラの皮膚は硬く、槍は真っ二つに折れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。7匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミと1匹のドラゴンの戦士と黒いドラゴンは目が回った。


「ガオー!」


 黒いドラゴンはサムに噛みつこうとした。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。7匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミはますます表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 黒いオオカミはバズに噛みつこうとした。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「グルルル・・・」


 ドラゴンの戦士は光り輝く槍でレミーを突いた。レミーは一撃で倒れた。


「ギャオー!」


 もう1匹のドラゴンの戦士はサラに噛みつこうとした。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「ガオー!」


 更にもう1匹のドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。6匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いオオカミは氷の息を吐いた。だが、5人は氷漬けにならない。


「炎の裁きを!」


 バズは魔法で巨大な火柱を起こした。4匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「水の裁きを!」


 バズは魔法で大洪水を起こした。4匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。4匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの戦士は倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、マルコスとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「ガオー!」


 もう1匹のドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。2人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは雷を吐いた。3匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受け、サムは倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でサムを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。3匹は大きなダメージを受けた。2匹のドラゴンの戦士は倒れ、黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「氷の裁きを!」


 サムは魔法で黒いドラゴンを氷漬けにした。黒いドラゴンは表情が苦しくなり、氷漬けになった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で斬りつけた。黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、氷を帯びた爪で引っかいた。黒いドラゴンは倒れた。


 サラは前の滝をよく見た。よく見ると、滝の裏側に洞窟の入口がある。まるで聖水の祠のようだ。


「よく見て! 滝の裏に洞窟が!」

「そういえば聖水の祠にもこんなのがあったな」


 マルコスも聖水の祠のことを思い出した。確かに聖水の祠にこんな仕掛けがあった。


「そうね」


 5人は滝に向かって歩き出した。だが、あと少しの所で敵が襲い掛かってきた。3匹の黒いオオカミと2匹のドラゴンの戦士と黒いドラゴンとオオカミの魔法使いだ。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受けた。オオカミの魔法使いは少し表情が苦しくなり、1匹の黒いオオカミと1匹のドラゴンの戦士は体がしびれた。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。7匹は大きなダメージを受け、オオカミの魔法使いは表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。オオカミの魔法使いはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。オオカミの魔法使いは倒れた。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとバズは苦しみ出し、倒れた。


「食らえ!」


 もう1匹の黒いオオカミはサムに噛みついた。だが、サムはびくともしない。


「ガオー!」


 ドラゴンの戦士は灼熱の炎を吐いた。だが3人はびくともしない。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。6匹は大きなダメージを受けた。3匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなり、黒いドラゴンは目が回った。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。6匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。6匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは倒れた。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。3匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの戦士はますます表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの戦士は倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「グルルル・・・」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。2匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 黒いドラゴンはバズに噛みついた。だが、目が回っていて、簡単によけられた。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。2匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの戦士は倒れた。


「氷の裁きを!」


 続けてバズは魔法で黒いドラゴンを氷漬けにした。黒いドラゴンは大きなダメージを受けた。氷漬けになり、表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、氷を帯びた剣で斬りつけた。黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、雷を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いドラゴンは倒れた。


 5人は滝の裏の洞窟に入った。その先にはやはり台座があって、その上には石板らしきものが置いてある。


「ここにも石板が!」

「取ったら何か出てくるだろうから、気を付けて!」


 サラは警戒していた。今さっきの炎の石板のように、取ったら強い敵が襲い掛かってくるだろう。サラは辺りを見渡して、周りを警戒していた。


「うん!」


 サラは水の石板を手に取った。だが、何も起こらない。


「あれっ、出てこない!」


 サラは首をかしげた。どうしてだ? ここはそういう仕掛けはないのか?


 5人は安心して部屋を後にしようとした。だが、入口の扉が閉まった。


「な、何だ?」


 マルコスは驚いた。こんなことになるとは。


 突然、側面の水の中から黒いクラーケンが出てきた。黒いクラーケンは5人を狙っているようだ。


「出たな!」

「ここで出てくるのか」


 マルコスは拳を握り締めた。黒いクラーケンが襲い掛かってきた。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。だが黒いクラーケンはしびれない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で溶岩を起こした。黒いクラーケンはびくともしない。


「ガオー!」


 黒いクラーケンは触手を巧みに使ってサムをわしづかみにして、地面にたたきつけた。サムは一撃で倒れた。


「食らえ!」


 レミーは空高く飛び上がり、雷を帯びた剣で何度も斬りつけた。それでも黒いクラーケンはしびれない。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いクラーケンには全く効かない。


「グルルル・・・」


 サラは灼熱の炎を吐いた。黒いクラーケンはびくともしない。


「命の奇跡を!」


 続けてサラは魔法でサムを復帰させた。


「ガオー!」


 黒いクラーケンは氷の息を吐いた。5人は大きなダメージを受け、マルコスとレミーは氷漬けになった。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。だが黒いクラーケンはびくともしない。体力が高いようだ。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いクラーケンはびくともしない。


「大地の裁きを!」


 サムは魔法で大きな地響きを起こした。黒いクラーケンにはまった効かない。


「ガオー!」


 黒いクラーケンは大津波を起こした。5人は非常に大きなダメージを受け、マルコスとサムとレミーが倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「グルルル・・・」


 続けてサラは毒の息を吐いた。黒いクラーケンは大きなダメージを受け、毒に侵された。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いクラーケンはびくともしない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。黒いクラーケンには効いていないようだ。


「グルルル・・・」


 黒いクラーケンは目を赤く光らせた。突然、マルコスとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。黒いクラーケンはなかなかびくともしない。


「ガオー!」


 サラは空高く飛び上がり、炎をまとって体当たりした。黒いクラーケンは非常に大きなダメージを受け、一気に表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 続けてサラは雷を吐いた。黒いクラーケンはかき消された。


「何とか倒したな」


 黒いクラーケンが消えると、閉まっていた扉が開き、目の前に魔法陣が現れた。5人は息を切らしていた。だが、まだまだあと5つ残っている。まだまだ始まったばかりだ。


「あと5つか」

「頑張ろう!」


 5人は魔法陣に乗り、玉座の裏に戻った。玉座は相変わらず静まり返っていた。


 マルコスは持ってきた水の石板をはめた。すると、合わせたくぼみは光り輝き、石板と一体になった。


「今度はどんな仕掛けがあるんだろう」


 5人はそう思いつつ、次の通路のある扉に向かった。まだまだ始まったばかり。気が抜けない。早く全ての石板を集めないと。

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