11月23日(祝) AM 00:00

今日は午前中は仕事で午後から休み。何となく小学生の頃を思い出していた。ちょうど週休2日が導入されたけど、完全ではなくて。隔週で土曜日は午前中だけ学校に行っていた。


正直学校で何をしていたかおぼえてないが、いつも一緒に登下校していた近所に住む友達がいて、片道30分くらいふざけあいながら通ってたのは覚えてる。その友人は腐れ縁という名の親友で、大人になってからも、ことあるごとに会っていた。


でもアイツとはもう会えない。俺たちが30歳になる1週間前に死んでしまったからだ。それはなんの前触れもなく、それでいて淡々といなくなってしまった。事故死とか自殺とか噂は出ていたが、原因は分からない。お母さんが病んでしまって、アイツと関わりがあった人間全てを出入り禁止にしてしまったからだ。


「お母さんも辛いからそっとしておこう、もう少し経ったらお参りに行こう」


そんな物分かりがいい振りをするんじゃなかった。もっと自分に正直に、勇気を持って行けばよかった。そんな事を思って遠慮したから、10年目を目前にしても会いに行けないんだ。あんなに一緒にいてくれて、ことあるごとに気にかけて連絡をくれていた友人に会いに行くのに、なぜ遠慮が必要なんだ?


良い奴ぶってタイミングを逃していたら、それは積み重なって悔恨へと変わる。どんな小さなタイミングでもだ。チャンスと後悔は裏表で、挑んでダメなら学びもあるだろうが、逸してしまったらダメだ。手に入れられたかもしれないという思いが、ずっと付きまとう。


そんな事を繰り返して零れ落ちた事がどれくらいあっただろう。


俺は書くことが大好きだった。ミクシィから始まり、アメブロ、グリー、モバゲーで日記なり小説なり、雑多に書きなぐっていた。それじゃ食えないと思い、新卒の時に就職した。多忙な会社で執筆への思いがどこかに行った時に、俺は未練がましく追いかけて会社を辞めた。


そこからは執筆に専念したと言えばカッコいいが、現実はそうじゃなく、食うためにアルバイトをし、ストレスを溜めてパチンコを打つ。負ける、バイトを増やす、ストレス溜める、パチンコ行って負ける、借金をする……そんな生活に嫌気がさして、学校に入って脚本を学んで、友人と映画を撮った。そこで動画編集を覚え、ある程度書けるとアピールして、2年前に今の会社に入った。今はどうか? 執筆意欲もなく、仕事への向上心もなく、脱け殻と化してしまった。


そんな状況になった原因は分かっている。全てに覚悟も責任感もないからだ。選択肢は他にもあるとたかをくくっているからだ。俺に残った選択肢なんてないのに、なめ腐っているのだ。


こんな俺を見て、アイツはなんて言うんだろう。バカだって笑ってくれない気がする。


今日から俺は人生を見直している。自分が腹を括れること、切迫感を抱けるように、自分を否定していこうと思う。じゃないと、こんな愚痴を書き連ねて日々を浪費していくだけだ。


今日は「まぁいいや」とは言わない。良くないことに気がついたから。でも寝る。


おやすみなさい。

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