第8話「探索」
レオン:ここから情報探索フェイズだね。
アオイ:まずは攫われた現場に行きましょうよ。
バジル:そうだな、まず事件は現場からだ。
GM:現場は目撃者が多数おりまして、以下のような話が聞けます。「奴らは男達に襲いかかると、見る見るうちに倒していった」「人数は5人、素人目に見ても相当な手練だった」「女の子に当身を食らわせて、気絶させると風のように走り去っていった」
アオイ:どっちの方向に行ったかは?
GM:この辺りは裏通りに入ると入り組んでいまして。角を曲がるともう見えなくなっていたそうです。目標値12の【感知】判定をやってみてください。
レオン:失敗。
バジル・アオイ・レイ:成功!
GM:数ある目撃者の中でこういう人が居ます。「私は剣の心得があるんですが、どうも襲撃者と男達は、本気で戦っているようには見えなかった」
アオイ:手加減してたって事か。
GM:「最後にわざと何か布のような物を落として行ったように見えた」
レイ:落として言ったものはヴァンスター騎士団の紋章ですよね。それは間違いないとして……。
レオン:落としたという紋章をアイテム鑑定してみようか。何か分かるかもしれない。
GM:では城に戻って現物を見せてもらってください。
レオン:判定してみます。(ダイスを振る)12。
GM:紋章をバラバラにしてみると、布地にこう書き込みがあります。「ヴァンスター大使館」
アオイ:大使館なんてまだあるの?
GM:ありますよ。まだ戦争になったわけではないので。
レオン:ここからバラけるか。レイは現場から足取りを追ってもらおう。隊長はどうします?
バジル:主戦派のベアトリス枢機卿について調べるのはどうだろう? やっぱり怪しいと思うんだけど。
GM:うーん、常識的に考えて、主戦派ということと、ばれたらやばいリスキーな事をやってのけるかと言うのはまた別の話ですよ。やってたとして、直ぐにしっぽを出すかも怪しい。
アオイ:ベアトリス枢機卿を除外するわけではないけれど、どちらかというと状況を利用していると考える方が自然ではないだろうか。むしろ、この戦争で即物的な利益を得る人間は誰かって事を考えたい。
レイ:特需を期待して、と言う事でしょうか?
アオイ:その辺りエトワールさんに聞きに行って見るのはどうでしょう?
レオン:そうだな。私はエトワール卿のところへ行きましょう。
バジル:王城の情報はそうするとして、俺はエルマンに刺客の情報を確かめに行こう。
レオン:確かに。5人くらいで余所から潜入して来ていたなら、裏社会に全く痕跡が無いとは思えないですしね。
アオイ:俺はどうしましょうか?
バジル:それじゃあ俺について来てくれ。
レオン:それぞれ情報を集めたら最後に皆でヴァンスター大使館へ向かうということで。
GM:承知しました。では順番に処理していきましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます