愚か者の顛末は地獄か?

お前は間違いを犯した、って言われた。


退職後の進路について、

上司に相談すべきだったと。


一方的に責められた。


でもそう言ってくる上司が、相談出来ないと思う人だったら?


退職後のことまで逐一相談しないと駄目なのか?


貴方の人生に責任は持てないから、

貴方が決めなさいと言った上司に、

どうして私の選択を責められなければならないのか。


皆、私が悪いと言う。


私は愚かなことをしてごめんなさいと言わなければならないか?


この件で、誰にも迷惑はかけていないはずだ。


私は私なりに考えて、

確かな決意を持って選んだ。


皆に、自暴自棄になるなって言われるくらいの地獄道を選んだ。


だから、皆は口を揃えてその選択は愚か者の道だと言う。


なあ、確かにリスクだらけの道だ。


だが、私はすでに一歩踏み出した。


なあ、リスクを承知でそれでも前を向いた私を愚か者だと笑うか?


その道と心中した暁には、それみたことかと

忠告を無視したことを非難するか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ああ、本当は考えることを放棄したんだ。


先のことは良くも悪くもわからないから

なる様になるさって、問題を見ないふりしたさ。


もう一回ちゃんと紙に書いて考えよう。


ああ、厄介者の自分はどうしたらいいのか。


今さら、他の道があるのか。


弱気な夜は、自分の存在が無かったなら楽なのにって思う。


全部自分が悪い、ごめんなさいって口癖になる。


未来を直視できない愚か者は、

きっと地獄の業火に焼かれて初めて悔いるのだろう。


それでも、時に、常識に囚われず 

未来を切り拓く愚者のように私もなれたならって思う。


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