虹の下でまた逢おう(shizuku ver.)

shota

虹の下でまた逢おう(shizuku ver.)

私は松岡雫。高校3年生。


私には1年生の頃から好きな人がいて、今でもずっと好きなんだ。


その好きな人の名前は青山晴人くん。


でも私は臆病で青山くんに好きだとかそんなこと思っててもいえない。


だって目も合わせられないくらいだし。


それでもいいんだろなと私は思っていた。


片想いで終わるのってよくあると思うし。


でも詩織についついその事を言ってしまった日があって詩織が青山くんと会わせようとしたんだ。


その時が給食の時だった。


詩織は青山くんに私が喋ってみたいとか言ってたとかって言った。


でも凄くそこに居づらくなってご飯も食べずに走って逃げちゃった。


私はトイレで泣いてた。


喋りたいけど...喋る機会もあったのに喋れなかった自分が嫌だった。


でも虹が1番好きだって言ったのは本当のつもりでいいました。


そして「でも」って言ったのは、あれは1番本当に好きなのは青山くんだったんだ。


恥ずかしくてそんなの絶対言えない。


そして私はいつもの様に家に帰ったんだ。






そして次の日、


いつの間にか私が青山くんに告白したって噂が流れてた。


私の言動で青山くんにまた負担をかけてしまってるって思ってまたトイレに隠れて泣いてた。


青山くん...私の事嫌いになってないかな?


そう心配もしてた。






そして偶然今日帰り道会ったんだ。青山くんに。


でももう迷惑かけたくなくて手を振って走って逃げちゃった。


あの時もごめんね青山くん。


私って罪だね...




翌日。


詩織が私の家に来たんだ。


そしたらひっぱられて、「行くよ!」って詩織を信じながら走って行った。


そしたら四宮くんがいたんだ。


そしたら四宮くんが、「〇〇地区の〇〇公園で虹がよく見えるらしい。」


「そうなんだ...それで?」


「それでってわかってんだろ雫。青山と見に行きなよ。」


「えっ!無理だよ。」


「行きなさい!また後で後悔してもいいの?こんなチャンスもうないかもよ?」


私は勇気を出したんだ。


「わかった...」


そしてインターホンを四宮くんが押す。


ピンポーン


そしたら青山くんが出たんだ。


「なんだよ風間もかよ」


「失礼ね!私はお詫びをしたくて来たのに!」


「お前のせいでもっとからかわれるようになったんだぞ!」


「それなのによく来れたな!」


そして四宮くんが訳を話した。


「実はな...風間じゃないんだ」


「は?」


「風間は周りに違うとひたすらみんなに言って、お前たちの誤解を解こうと必死になってそう言ってたんだ。だからたぶんお前達のことを噂流したやつは他にいる。」


私も悲しくなった。


そしたら青山くんが、


「風間...本当にごめん...」


「大丈夫よ私なら。でも私のせいであんた達がそうなったんだから罪感じるし。」


詩織...やっぱ優しいね...


でも青山くん辛そう...


「だからあんたにプレゼント。」


そして私と青山くんはその時対面したんだ。


私はつい青山くんの手を握って四宮くんが言っていた場所まで走って行ったんだ。


そして着いたとき、


話をしてて私は引っ越しの話をしたんだ。


悲しかったけど。


青山くんは優しく聞いてくれた。


そして告白したんだ。


来年後の事だけど。


そしたら告白は成功だった。


そして奇跡的な普通ではありえない虹が見えたんだ。


真上に。


それはまるで私たちを祝福してるかのような素敵な虹だった。


それとその時忘れもしない青山くんのあの時の言葉...


「虹の下でまた逢おう。」


かっこよかったよ青山くん。


私の中ではいつもかっこいいけど。


特にその言葉はかっこよかったかな。


そしてまた来年の5月9日に逢う約束をしてそっと...キスをしたんだ。


私、初めてのキスだった。





そして私は転校した。


でも転校で初めて転校先の学校に自転車で行く最中に事故にあった。





私はずっと意識が無かったけど、なんとか命は助かったんだ。


大変だったけどリハビリとかして、すごく頑張った。


5月9日の青山くんと逢うためにもいろいろと余裕が欲しかったし。


そして、私は先生から退院の許可を得て外の世界へ帰れた。


外の世界はとても幸せだった。






そして5月9日。


私は連絡もできてなかったし青山くん忘れてるかもしれないと思ってたけど、約束だからちゃんと行ったんだ。


もしかしたらって。


そして1人の男性が立っていた。


そして私言ったんだ。


「青山...くん?」


そしたらその人頷いた。


そしたら、


「約束覚えててくれたんだな松岡。」


「生きてたんだな。」


「よかった...」


私はその時はよくわからなかったけど、青山くん泣いてた。


「僕は君のことが大好きだ。僕と付き合ってください。」


って言われた。


いきなりでびっくりしたけど、


私は頷いた。


青山くん連絡もできなかったのに約束守ってくれたんだね。


ありがとう。




私も青山くんの事...


ずっとこれからも好きだから。
























虹の下でまた逢おう(shizuku ver.) 終















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