第12話 白い部屋

「そうか、やったか」


 グーシュリャリャポスティ行方不明の知らせを聞いたイツシズは、近衛騎士団本部の執務室で笑みを浮かべた。

 三年前の一件以来練り続けていたグーシュ暗殺計画が成功裏に終わり、ようやく苦労が報われた思いだったのだ。


 しかし、笑みを浮かべるイツシズに対し、報告を伝えた近衛騎士は少し不安げに続けた。


「ですが、作戦を実行した部隊が戻ってきておりません。それに、崩落に巻き込まれなかった連中が妙な事を言っておりまして……」


「妙な事?」


「はい。なんでも、橋が崩落した直後に何か巨大なものが橋の下流に向かって飛んで行ったと……」


 この奇妙な報告に、イツシズの笑みが消えた。

 厳しい表情に、報告した騎士が思わず後ずさった。


「何かとはなんだ? きちんと説明しろ」


「それが、聞いたことのない甲高い奇妙な轟音が響いた後、目に見えない何かが飛んで行ったと……」


 イツシズは考え込んだ。

 荒唐無稽な話だが、作戦を実行した者達の行方不明といい、妙に気になった。

 最悪の場合、最も恐れていた海向こうの介入という可能性もあった。


「……もとより、これからは海向こうへの対処を行わなければならんな。半島西部の密偵連中に手紙鳥を飛ばせ! 情報だ。情報を入手しろ! グーシュの生死、実行部隊の行方、海向こうの動向。なんでもいい!」


 イツシズの叫びに、騎士は拳をみぞおちに充てる敬礼をすると、慌てて部屋を出て行った。

 それを見てイツシズは、まだ祝杯が早かった事を実感した。


「……疫病神め。ここまでしてもまだ我々を引っ掻き回すとはな。しかし透明な飛行物体……」


 ここでイツシズは、一か月ほど前にグーシュが山で透明な化け物に襲われたと騒いでいたことを思い出した。

 あれが単なる虚言ではなく、もしも今回目撃された飛行物体と関係があるとしたら。

 もしかしたら、グーシュリャリャポスティは海向こうの手に……。


「ふっ。馬鹿馬鹿しい。馬鹿皇女の妄想癖がうつったかな……」


 自嘲気味に呟き、イツシズはは職務に戻った。

 休む暇はない。

 今日からは、帝国はイツシズのものなのだから。





 同時刻。

 グーシュは、眠りについていた。

 体は冷え切り、疲労が骨の芯まで染みわたっていた。

 そんな彼女の耳に、不意に声が聞こえた。

 無感情な、冷たい印象の女の声だ。

 

「バイタル正常です、目立った外傷も無し。奇跡ですね」


 清涼感のある声に頭が刺激され、意識が覚醒する。

 どうやら寝台に寝かされているようだが、随分と上質の物だ。

 帝城の自室にも劣らない。

 いや、肌触りと掛けられている布の軽さに於いては、こちらの方が上かもしれない。


 しかしどんな上質な寝台にいても、体が痺れてうまく動かない。

 何が起こったのかも思い出せない。

 芯まで冷え切った体が、頭から考える力を奪い、ただただ寒いという感情だけを際立たせる。


「脳波に反応あり、覚醒してますね……グーシュリャリャポスティ様、私の声が聞こえますか? 聞こえたら少しでもいい、右手を動かしてください」


 この声の主は誰なのだろう? 

 グーシュは疑問に思ったが、何も考えられない。

 それでも、寒さに震える体に力を込めて、微かに右手を動かす。

 ピクリと、ほんの少しだけ右手が震えるように動いた。


 すると、ギュッと手が握られた。話しかけてきた女のようだ。

 声質と違って随分と温かい手だった。

 

 そう言えば、ついさっきも同じように手を握られていた様な気がする。

 そこまでグーシュが考えた所で、もう一人人間が入室してきたようだ。

 全力を振り絞り目を開けると、今いる場所が見えてきた。


 そこは白い部屋だった。

 天井も同じように白く、蝋燭やランプとも違う、白い明かりが部屋を照らしていた。

 

 その部屋の中には二人の人間がいた。

 寝台に近い場所にいるのは、背の高い美女だった。

 薄い黒色の服を上下に着込み、その上から白く丈の長い上着を着込んでいる。


 色白で、髪色は金色……背丈は一ダイス一ガー弱(160cm+30cm弱)くらいだろうか。

 長身で金髪の美形と言えば南方蛮地特有の特徴だが、なぜこんな所にいるのだろうか。


 もう一人は後から部屋に入ってきた人間で、こちらは小柄な少女だった。

 身長はちょうど一ダイス程。

 

 緑色の鉄兜を被り、肩口から袖のない緑色の上着と、膝上ぐらいの長さの筒状の布を下半身に身に着けていた。

 北方諸国の女が身につける物に似ているが、随分と短い。

 北方では足首まで隠れる長い物が普通だったはずだ。

 

 不思議なのは手足だった。

 袖の無い上着から出た腕は、二の腕の上部までは白い肌が露出していたが、その下からは指先まで艶のない真っ黒で硬質な何かで覆われていた。


 足も同様で、筒の下から膝上程までは白い肌が見える物の、その下からは艶のない硬質な何かで覆われ、ふくらはぎ辺りからは随分と頑丈そうな長靴で覆われていた。


「課長、電気毛布持ってまいりました」


 新しくやってきた少女は舌っ足らずに喋ると、グーシュのいる寝台の足元にグーシュが体験したことがないほど素晴らしい毛布を置く。

 最高級の虫糸の布でもないような滑らかな感触でありながら、南方蛮地産の毛皮の様な温かさ。

 こんな素晴らしいものがあったのかと、思わず感激した。


「よし、伍長。殿下を持ち上げて」


「了解」


 すると反応するまもなく、グーシュの体は小さな少女によって抱きかかえられる。 ふらつきもしないその力に、グーシュは驚いた。

 確かに瘦せっぽちの貧相な体ではあるが、同じくらいの背格好の少女が軽々持てるほどではない。


 そうしている間にも美女が先ほど置かれた柔らかい毛布を敷き、端にある部品をいじると、何やらカチリと音が響いた。

 その後少女がグーシュを寝台に下ろす。

 するとグーシュの体はみるみる内に暖まっていく。

 驚くことに毛布自体が熱を発していた。

 体に熱が戻ってくると同時に、頭が働き出す。

 ところがそれに反比例して、強い眠気が意識を奪っていく。


「そなた……達は……」


 眠気が意識を奪う前に、戻った思考力を振り絞って思いついた事を声に出していく。

 少女が嬉しそうに喋ろうとするのを制して、白衣をまとった美女が答えた。


「私は衛生課課長……分かるように言うと海向こうの医者です。どうか安心してお休みください」


 そう言うと、美女はグーシュの腕に半透明の筒を押し付けた。

 押し付けられた場所にじんわりとした熱さと痛みが奔る。


「栄養剤を打ちました。起きるころには元気になっていますよ」


 優しく頭を撫でる美女に、意識を喪失する瞬間。

 一番大切な、絶対に聞かなければならない事を聞く。

 グーシュはここまでこの事を思い出さなかった自分に怒りを覚えながら、絞り出すように声を発した。


「ミルシャ……は……わらわの……ミルシャ……」


 その事を聞くと、美女は困った様な顔をした。

 その表情をみてグーシュの意識に焦りが浮かぶ。


「そのことですが殿下……出来ることならばお早いお目覚めを……ミルシャ様のお体が保ちません」


 その言葉を聞いて焦りを浮かべたと同時に、グーシュの意識は途切れた。





 グーシュは、夢を見ていた。

 まだ幼いころ、ミルシャが来る前の時だ。


 その頃のグーシュは、いつも癇癪を起していた。

 当時は理由がわからずに癇癪を起していたが、今こうして夢で見ると分かる。


 グーシュは、周りの人間が自分の考えを理解できないことにイライラしていたのだ。

 なぜ、世話係は自分が読みたい書物を分からない。

 なぜ、衛兵たちは自分が街に行きたいのに行かせてくれない。

 なぜ、官吏達は自分の質問に答えられない。


 客観的に見てみると何ともガキっぽい怒りだ。

 自分自身が説明できるほどの学が無いのに、そのイライラを自分より立場が下の人間にぶつけていたのだ。

 あの頃の自分に知恵があれば、きちんと言葉に出来たはずなのだ。


「帝国の歴史と、帝都の成り立ち及び現在の地図と人口などの情報が書かれた書物が読みたい」

「昨日食べた木の実がどのように帝都に運ばれてきたのか知りたいから、市場に行きたい」

「直径皇族と公爵家出身の皇族との教育制度の違いと、それらを決定している法令を教えろ」


 グーシュは再び苦笑した。

 自分は、なんと捻くれた子供だったのだ。


 しかも、こう言った子供らしからぬ知識欲を持っているうえに、単純な物欲においてもやたらと旺盛だった。

 欲しいものがあれば世話係、衛兵、官吏、商人、騎士、皇族貴族。

 関係なく力ずくで奪おうとしていた。


 当然だと思っていた。

 なぜならば、周囲の人間は自分の考えが分からない馬鹿ばかりだからだ。

 少し考えればわかる筈の、最も効率的に利を得る方法が、なぜか他の人間にはわからないのだ。

 幼いグーシュには、それが不思議で、それが苛立たしかったのだ。


 当然だが、そんな事をしていれば周辺はグーシュから離れていった。

 それでも父と兄は優しかったが、具体的な事は何もしてくれなかった。

 ただただ、「もっとうまく立ち回れ」と言うだけだった。


 姉のシュシュはグーシュはそのままでいいと言っていた。 

 その代わりもう少し大きくなったら、願いをかなえる方法を教えてあげると言っていたのを思い出す。


 もっとも、その方法を知った今となっては、聞かなくてよかったとホッとする。


 そんな事を考えていると、夢の場面が変わった。

 母親のリャリャと教育係の老教授がグーシュの元を訪れたのだ。


「グーシュ様のご気性はボスロ帝に似ております。先祖の書いた手記とそっくりですじゃ」


 しわだらけの手でグーシュの頭をなでながら、老教授が優しいまなざしを向けた。

 その背後では、母が優しくグーシュを諭した。


「いいですかグーシュ。利を得たいのなら、まっすぐ進むだけでは結局損をします。欲しい物があれば、その周りと自分の周りをじっくり見回しなさい。そして次に欲しい物の事まで考えて、先々まで障害が残らないように、残っても障害を飛び越える手段を残すように欲しい物を手に入れなさい。あなたが今やっている方法では、目先の物を一つ手に入れてもそこで終わり。先を見た大きな視点で利を得ること。これが父上や兄上の言う『うまい立ち回り』です」


 二人はグーシュに、周囲との接し方を教えてくれた。


「ボスロ帝は豪放磊落なお方でした。細かいことを気にせず、心が大きかった。グーシュ様も同じようにすれば、かのお方と同様に人望を得られましょう。他者をよく見なさい、殿下。そしてその者が欲しい”利”を与えなさい。その”利”を持っていなければ、その者が言ってほしい『言葉』と『態度』を与えなさい。相手が平伏したなら、こちらも目線を下げてやりなさい。上の者が同じ目線になると、人は自然と親しみを覚えます。それは先々を見ればあなたの”利”となり”武器”となるのです」


「覚えておきなさいグーシュ。父上と兄上だけは、あなたの見ているものよりはるか大きいものを見ています。もしあなたがあの二人の事が分からなくなっても、大丈夫。あの二人はあなたを裏切らない。ですからあなたは父を助け、兄とし、帝国の”利”を考えなさい」


「殿下が”未知”を好んでいることは知っております。でしたら帝国の”利”と殿下の目的を一致させればいい。さすればなんの問題もありません」


 二人の言っている事は、グーシュに深い感銘を与えた。

 周りの愚かさを嘆くだけではダメなのだ。

 周囲を利用して、事をなさなければならないのだ。


 そのためには、相手が欲しい物、言葉、態度を与える必要がある。

 それが皇族のやり方なのだ。


 そうしてグーシュは、二人の言うことを聞いて立ち回るようにした。

 食べたことの無い街の食べ物が欲しければ、城を抜け出さず、女官たちを手伝い、見張りの兵士に差し入れを入れ、優しい声を掛けた。 

 

 読んだことの無い本が読みたければ、官司を手伝い、書院の担当の悩みを聞き、便宜を図った。

 

 そうしたら、周りの人間は柔らかくなり、欲しいものは時間がかかっても手に入った。

 

 人間は”利”で動くのだ。

 母と老教授の言うことは正しかった。


 だから兄に対してもそうした。

 グーシュは己の知識の全てを持って兄と対峙した。

 それが兄と自分を切磋琢磨し、しいては兄を成長させて帝国の”利”になる。

 

 帝国が”利”を得て大きくなり、周囲が自分に良い印象を持ち続ければやがてグーシュの願いも叶う。

 そう、未知の探求。

 古文書にしかない未知の地へ旅立つのだ。


  だが、そんなグーシュの考えは失敗してしまった。

 

 兄妹で初めて家臣を交えた朝礼に出席を許された時。

 

 父から今季の税収の予測を聞かれた兄を、グーシュはいつものようにやり込めた。 兄はツテを使って大陸全土の作柄や流通の事を調べて朝礼に望んでいたようだが、街で行商人や出稼ぎの農民から生の話を聞いた上で、兄と同じ文書を担当官司から読ませてもらっていたグーシュはより詳細な予測を述べた。


 グーシュとしては、いつもと同じことをしたつもりだった。

 いつもの切磋琢磨。

 母が言う通りの、優秀な兄をさらに立派にするための、自分に出来る手伝い。

 兄は悔しがって俯き、歯を食いしばっている。

 父も皇帝らしい威厳ある表情でそれを見ている。


 ああ、母上。

 グーシュは言いつけを守っております。

 兄上はさらに高みへと至るでしょう。

 父も兄も、何を考えているのか理解できませんが、母の言うことは守っております。

 だから、大丈夫。


 結果があの事件だった。

 グーシュはただ単に、兄に教えたかっただけなのに。

 生きた言葉と情報を比較する事を教えたかった。

 しかしその気持ちは伝わっていなかった。

 

 このやり方ではミルシャを失ってしまう。

 グーシュは思い知った。

 だがグーシュはそれでも兄の事を信じていた。


 兄はそれでも優秀な男で、今回の事はグーシュと兄の”利”が一致しなかったのだと考えた。

 だから身を引いて、もう抵抗しない姿勢を見せれば、もうこの事は終わり。


 兄が帝国に”利”をもたらせば、自分の目的も叶う。

 ミルシャは傷つかない。

  

 ”利”だ。”益”だ。”得”だ。人間はこれを求めるはずだ。

 ”害”だ。”不益”だ。”損”だ。人間はこれを嫌うはずだ。

 だから兄は自分の考えたとおりに動くはずだ。自分を救ってくれた老教授と母の言ったことはただしかったではないか。


 そう言い聞かせて、父と兄のところへ向かった。

 そして、グーシュが謝罪した瞬間、二人の顔に心の底からの安堵が浮かんだ。

 裏表のない、本心からの表情が。


 つまりは。

 グーシュの考えなど、何も伝わっていない。

 二人にとって、今の謝罪は単なる謝罪で。

 身を引き、内乱の芽を摘んだというグーシュの政治的な姿勢はまったく伝わっていなかった。


 ずっと、父と兄の手の内にいると思っていたが、違ったのだ。

 自分には、隣にいるミルシャ以外誰もいない。

 皇族としての自分は、独りだったのだ。




 そこまで考えが及んだ所で、目が冷めた。

 グーシュリャリャポスティは覚醒した。

 そこは先程と変わらない白い部屋で、医者の美女が足を組んですぐ横で椅子に腰掛けていた。


「お目覚めですか?」


 目覚める前と同様の、冷たい印象の声。

 しかし体が温まった今聞くと、不思議とこちらを心配する気持ちが感じられた。

 ちらりと足の間に目をやってから身を起こすと、意外なほど体は回復していた。


「ああ、済まなかったな。しかし、その腰の筒の下にも履物をしているのか……北方の女は筒の下には何も着ていなかったがな」


 そう言うと、美女はサッと組んだ足を崩し、両手で股を隠した。

 海向こうの女でも股を見ると照れるようだ。

 つまりは恥じらう、同じ感情がある。


 交渉できるのだ。

 

 グーシュがその事実に気をよくしていると、頬を赤らめた女が誤魔化すように声を掛けてきた。


「話に聞いた通りのお方のようですね。さて、眠られる前に申し上げた事、覚えておられますか?」


 無論、グーシュは覚えていた。

 だが、慌てることは無い。

 熱を取り戻した体と頭は、グーシュにいつもの態度と思考を取り戻していた。


「ミルシャが保たん、だったな。覚えている。さあ、ミルシャの所に案内せよ」


 力強く命ずると、美女は少し驚いた表情を浮かべた。


「もっと、取り乱すのかと思っていましたが……同じ様な状況になられた方は普通もっと慌てますよ。ここはどこかとか、部屋の中なのに明るい、とか……」


「わからんことはわからん! ならばまずはミルシャだ。それに『保たん』ということは言い換えれば今はまだ『保っておる』ということだ。それにそなたも急かさんようだし、十分余裕があるんだろう」


 そう言うと美女は立ち上がり、薄い履物を足元に用意してくれた。


「スリッパ……この履物を使ってください。ご案内しましょう。しかし……子爵様のお話や調べた限りでは、あなたはもっとミルシャ様の事となると取り乱すのかと思っていました」


 調べる……やはり海向こうの者たちは予想以上にこちらの事をしらべているようだ。

 不用心なのか次々と情報が得られる。

 その事に気を良くしつつ、グーシュは立ち上がりながら笑顔で告げた。


「無論ミルシャは大事だ。だから、もしミルシャに何かあったらわらわも自害するつもりであった。だからミルシャに会えるならば良し、だめならば死ぬ。それだけだからな、いちいち慌てる必要など無い」


「………………この世界の人間……こわっ……」


  美女が何か呟いたが、グーシュには聞こえなかった。

 まあ、どうせ自分のおおらかさに感心しているのだろう。

 グーシュは自分を肯定すると、美女に促され歩きだした。

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