No5_2020.10.05(太陽の剣)

皇女様の寝室に小汚い姿のまま、通された。もう一刻の猶予も許されない。熱にうなされて、包帯が巻かれた両目は黒い膿が滲みを作っていた。


私は鳥を連想させる黄金の円月輪刀を彼女の上にかざし、自分の血を刀に吸わせる。その途端、円月輪刀は黄金の太陽鳥に変形し、皇女様の穢れと呪いを焼き払った。

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