2月24日(水) インスリン増量の効果

 この日僕の仕事が忙しく、妻はバスで先に帰宅していました。


 帰ったらすぐにMIXの血糖値計測、この時点で460台↑(リブレは上昇中か下降中かの↑が出ます)なので、帰宅する前に自分でフードを食べたのか、恐らくこのままHI(500以上)になることは予想が付きました。

 そこで妻にインスリンの量をいつもの1単位(IU)を、先生と相談した1.5単位に上げて投与することをお願いしました。

 平日朝のインスリン投与後は、仕事で猫だけで留守番なので、万が一低血糖になったときの対応がとれませんが、夜は一緒にいるので万が一の体調の変化に対応できて、増量するなら夜と決めてました。

 1.5単位投与後、就寝時間(最近は22時~22時半)の計測で、いつもはHIのままで落ち着いて寝ていられないのですが、この日は450↓と確実に効果が出ているようです。これを見ると安心して寝られます(汗)。

 あとは朝に掛けて、どの程度血糖値が下がるかを見る必要がありますが、それは次のエッセイで。


 さて、MIXへのインスリン投与で、良く1単位とかIUという事を書いていますが、ここで猫へのインスリン投与についてまとめておこうと思います。

 投与しているインスリンは、プロジンクという国内唯一の動物用インスリンになります。インスリンの投与量は、1単位、2単位とカウントします(1単位=ユニット(IU))。このプロジンクは、1mlあたり40I含有しているので、必ずU-40専用の注射器(シリンジ)を使います。このシリンジはプロジンクを処方してくれる動物病院で買えるはずです。ちなみに通っている病院では1本60円で買えます。もちろん1回ごと使い捨てになります。この専用シリンジには目盛りと数字が書き込まれており、数字は1~20(単位:IU)で目盛りは0.5単位毎にあります。

 あとインスリン投与は食後に投与します。これは食事により食べたものの糖分が必ず血液中に増えるという前提だと思います。もし食べさせるから先にインスリンを投与して、なにか餌を与えれない状況(事故とか天災とか体調は悪くて与えても食べないとか)になった場合、投与したインスリンが血糖値に関わらず作用して、血液中の糖を身体に吸収しようとし、結果低血糖に陥ることを未然に防ぐという意味があると思います。当然高血糖は怖いですが、短時間であれば高血糖より低血糖の方が怖いのです。高血糖の場合、インスリン投与後3時間後から効果が表れるとしても、結果血糖値が基準値に向かって下がってくるなら問題無いです。しかし低血糖は問題で、低血糖が重度の場合は、痙攣を起こしたり、急にグッタリして力が抜けたようになる状態が見られるため、この場合すぐに応急処置としてハチミツや糖シロップなどを舐めさせるなどの対応が必要となります。僕も万が一に備え、マンション各所とお出かけ時にガムシロップ(ブドウ糖入ってるやつ)を用意しています。

 ちなみに先生からは聞いている糖尿病で注意するべき点は、血糖値の高さよりインスリン投与後の最低値なんだそうです。インスリン投与して効き目が出たとしても最低値が350とかだとインスリンの量が少ないと判断し増量を検討するということです。インスリン投与前の血糖値が仮に500を超えていても、例えば1単位の投与で80~200前半に下がるのなら投与量もそのままで良いそうです。


 猫が最もかかりやすい病気の1つが糖尿病だそうです。一番いいのはこのエッセイを参考にせず、愛猫が元気に居てくれるのが一番ですが、もし糖尿病になってしまったとき、このエッセイが少しでも役になれると良いなと思っています。

 もちろん、一番信用できるのは動物病院の先生なので、このエッセイの情報を鵜呑みにせず、あくまでも参考として理解してくださるようお願いいたします。

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