2月 9日(火) 再び入院

 日曜の摘便以降、家でもぐったりするのが続いていました。


 猫の摘便は、かなりのストレスが掛かるので、そのあとぐったりするのは先生からも聞いていました。インスリンなしで安定していた血糖値も瞬間的に300を少し超えるくらいに上がったことからも、相当なストレスなんだろうなと。

 そして、ぐったりがある程度治ったら、次のステージの普通カリカリを自分で食べるというのに挑戦のはずでした。

 金曜日の暫定退院のときは、少しだけど自分でカリカリも食べたんで、このまま調子よくなって欲しいと思っていたのですが、日曜日のウンチしたいのに出ないと鳴くので病院で摘便の流れでした。

 そして月曜日も全くカリカリを食べず、ぐったり寝てばかり。リブレによる血糖値計測では、相変わらずインスリン無しで200台から100台まで下がってきて安定してるのことは分かるのですが、血液検査やエコー検査を行っていないので、炎症が進んでいるのか他に悪いところが出ていないかの判断が見た目からしか分からず、もしかしたら身体の中で何か起きてるのではないかという不安だけが大きくなります。

 オシッコには自分でトイレに歩いて行くのですが、結構フラフラの状態で歩いて行くので、強制給餌でカロリーが足りてないのか、運動不足による筋力低下なのか、これも素人では判断できません。

 ただ、当初あった部屋の隅に隠れるように横になってることは少なくなって、ケージや猫ベッドに自ら言って横になってる方が多くなりました。


 そんな火曜日の朝、リブレによる血糖値計測ですが、センサーを読み取るたびにセンサーの残り時間が少ないと警告が出ます。そうです、今日あと数時間で貼り付けから2週間が経過するのです。

 期限が過ぎるとセンサーは計測できなくなるので、家に帰ってから読み取ろうとしても、その間の血糖値は知ることが出来ません。

 退院後の流れからいうと、血糖値は悪い方向に進んでいるようには見えませんが、膵臓の状態が良くなったとは言えない状況だと、いつ血糖値が跳ね上がってもおかしくないと思うので、この計測不能の時間ははやり不安です。

 このセンサーの交換もあるので、当初から今日の夜には通院して、状態確認とリブレセンサーの交換をするつもりでした。


 病院にて食欲が無いが血糖値はインスリン無しで安定値になっていることを報告すると、まずは血液検査、そして腸の調子を見てみます。

 便については骨盤のあたりまで固いウンチが来ているそうで、またものMIXの大嫌いな摘便となりました。本当に辛そうで、変わってあげれるものなら変わってあげたいと心から思うくらい見ていても辛いですが、ほんの少しだけ我慢してくれればそのあと楽になるのは知っているので、撫でたり名前呼んだりしながら応援するしかないのです。

 ある程度摘便出来たのですが、まだ固いのが蓋をしているようなのですが、何とか出そうとしても、肛門の前でまた戻ってしまうらしく先生も難儀していました。固いウンチの前にも大量の便があるので、何としても出してあげたいが、これ以上は負担が掛かりすぎるということで、浣腸を提案されました。

 ただし、浣腸をするといつ排便が起きるのか個体によってバラバラなこと、そして排便が始まるとかなり身体が汚れるとのことで、朝預かって浣腸して夜に迎えにくる方法を提案されました。本当なら明日の朝、病院に寄って預けてから仕事に行けると良いのですが、これまでにも何度か休みや早退を貰っている飼い主2人、しかも年度末でぶっちゃけ仕事も大変な時期なので、このまま入院させてもらって明日朝からの治療(浣腸)をしてもらうことにしました。


 その後血液検査、エコー検査の結果を説明してもらいましたが、血液もエコーも両方とも良い方に進んでいる結果しか出ませんでした。逆に言うと、この食欲不振とぐたりしてるのを何とかすれば、かなり回復に向かうのではという期待が出来るとのこと。血糖値においてはは、もしかしたらインスリン離脱も出来るかもしれないとのこと。

 ただし、当分リキッドが続く場合、また便秘になる可能性が大きいので、何らかの手を打たないと、今の状況から脱出できないので、経鼻カテーテルで入れれる便を柔らかくする糖(オリゴ糖?)を混ぜて便秘を防ぎ、排便が快調となれば食欲が出て、いつもの可用性繊維のカリカリが食べれるという流れにしたいと説明がありました。

 だた、いまお腹の中にある便には糖が効かないので、浣腸で出してしまうということらしいです。


 もし食欲不振が便秘じゃなく、膵炎の痛みから出ていると仮定した場合、ステロイドによる炎症への対応が必要になるらしい。効果だけ聞くとステロイド万歳だけど、ステロイドはインスリン抵抗が高く、要はまた血糖が上がるということらしい。血糖が上がればインスリンの必要が出て来る。

 ただ、今回の体調不良による全ての原因が膵炎にあると仮定すると、根本原因を解決するのが回復への一番の近道と思うので、ステロイドの副作用は理解したうえで使用することになると思う。


 ま、まずは便秘をなんとかしないとダメなんですがね(汗)。


 入院することで、飼い主の心配は結構減ります。先生はとても大変だと思いますが、プロが遅い時間まで状況を見てくれますから。それに受付をしなくても翌日確実に治療が始まるというメリットも大きいです。(入院費が掛かるというデメリットもありますが(汗))

 急遽入院ということでちょっと不安もありますが、検査結果が良好なのと明日治療をすぐに始めてもらえるという安心感を天秤に掛けると、はやり安心の方が大きいですね。

 その日、MIXを連れて帰ったらすぐに強制給餌する予定でしたが、お泊りとなり一気にやることが無くなると、これまでの疲れが出たのが食後すぐ、21時には夫婦2人とも睡魔に襲われそのまま就寝、朝の6時まで一度も目を覚ますことなく熟睡してました(笑)。

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