SF ねこうさ ゆりボイン２

プロローグ 惑星連合所属の地球

　時は、西暦でいう三四五六年。

　約五世紀ほど前にワープ航法を確立した地球人類は、様々な宇宙へと進出し、色々な知的生命体と遭遇し、なんだかんだで惑星連合へと加盟。

　複数の移民星を所有し、地球も一つの惑星国家として再編成され、多種多様な知的生命体との相互移住が進んでいた。

　宇宙時代に合わせて様々な憲法や法律が改正あるいは制定され、宇宙時代に合わせた新たな部署も、数多く発足。

　そんな地球連邦組織の一つ、知的生命体との諸問題を管理する連邦警察所属の、特に外宇宙人や移住惑星、更には地球人が関わる事件などを担当する、特別捜査官たちがいた。

　時には荒事もこなす特殊捜査官たちの中に身を置く、二人の少女捜査官。

　射撃の能力に於いてトップを誇る、ねこ耳少女「ハマコトギク・サカザキ」十七歳。

　ビークル操縦能力トップな、うさ耳少女「ユキヤナギ・ミドリカワ・ライゼン」十七歳。

　二人の少女捜査官は、今日も地球人類の平和を護るため、宇宙をかける。