ユメシバイ


宵闇 薄霧 赤灯籠


神楽鈴の音色と共に

あなたと 月を渡りましょう。


一夜限りの ユメシバイ

あなたは 今宵のお客人


湖面の月が 沈むまで

朱華はねずの庭で 遊びましょう。


ひゅるりと、風が吹いたから

神楽鈴の音色と共に

月を渡って、帰りましょう。


一夜限りの ユメシバイ

また、会えたならいいわね、と

小さき声は 鏡花水月。







いつも、読んでくださる あなたへ

ありがとうございます。

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