甘く噛む
あなたは、どの子にも
笑ってみせる。
優しくてスマートで、距離感
バカなの?ってくらい
近付いて話してる。
勘違いされちゃうよ、もうやめなよ
なんてこと、言わないけど。
そういう時、私のほう
振り返って たまらなく意地悪な
顔で笑うんだ。わたし、その顔が好き。
何も、間違ってないよね
私たち
惹きつける魔法みたいなもんだよね。
手を伸ばして 届く距離まで待てない
早く早くって、溶けてしまいそうだから
確かめるみたいに
探るみたいに
壊れそうなぐらい 今日も…
指のひとつひとつが熱くて
焼けそうだ。
ぶつかるたびに、火花が飛んで
この世界の完成と破壊を 愉しんでる。
明日こそ さよならって言ってみたいけど
甘く噛み合った
このあとで 私また朝を迎えそう。
星が消えた そのあとは
きっと 忘れてしまうんだ。
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