少年、反逆の悪魔と楽しく学園生活を謳歌する

厨二赤べこ

第1話 悪魔と少年

不敵な笑みを溢す悪魔、肌がビリビリする程の魔力・威圧、肌は黒そこに白い色で無数の文字列が書いてある、それに頭から生えている一本のねじ曲がった角、御伽噺おとぎばなしに出てくる悪魔とは少し異なる形状の悪魔はある少年に手を伸ばした。


「召喚に応じました。我が君、私はイブリールと言います。よろしく」


悪魔は最後にニカッと少年に笑いかけた。それに対し少年は応じた。


「よろしくな、イブリール」


これが少年と悪魔デモンドとの出会いだった


◆◆◆


俺はデモンド10歳、小さな村に住んでいる、俺は今村一番の落ちこぼれと馬鹿にされている。最初は違った10年前魔歴:3000年に俺は生まれた。当時の俺は天才児と呼ばれていた、理由は単純、魔力保有量だ。一般的な赤ん坊の魔力保有量は10だが俺は生れた時、既に魔力保有量に100に達していた。これは王国建国以来両手で数えれるほどしかないほどしかいない人材であった―――だが俺は生れつき悪魔に嫌われる体質であった。この世界では悪魔に嫌われるのは致命的である。この世界の強さの優劣は相棒となる悪魔の強さと直結する。この世界の人間は10歳に悪魔と契約する。その悪魔と力を合わせると悪魔装甲デモンウェアというものを装着できる。最初に言ったがこの国は強さで優劣が決まるそう俺は今最底辺に居る。だが今日でこんな生活とはおさらばだ!今日は悪魔との契約式、これで強い奴と契約して、俺はディアブロ学園に入学するんだ!そして俺は最強の魔装士になる!

お!見えてきた!俺はワクワクしながら会場へ入る。皆俺を見て嘲笑う。フン今に見ていろ!とうとう始まった契約式、皆様々な悪魔と契約する。お、あいつは村一番の麒麟児クワエじゃないか、ふむふむ悪魔は序列三位の悪魔か、滅茶苦茶強いじゃないかこの国ではまだ序列三位までしか出たことがないってのに、クソー、


「次、デモンド」


「はい!」


俺は立ち上がり歩いた、契約場にまっすぐ。希望と恐れと色んな気持ちが入り混じりながら


「では契約の言葉を」


「はい」


俺はゆっくり息を吸い息を吐く、そして唱えた、


「我、悪魔と契約せしもの、我が声が聞こえるなら応え、顕れよ、魔の権化」


そう俺が言うと会場にどす黒い煙が出てきた。そうして煙が晴れていき出てきたのは、男の悪魔


「やぁ、こんにちは俺はイブリール」


「こんにちは」


「さてじゃあ君の魔力を貰おうか」


「分かった」


「おぉ、凄いな」


凄い、底が見えないこれほどの魔力。イブリースは感じた。ここまで魔力、他の悪魔は近寄ってこないだろう


「ありがとうこれで俺と君は契約できたよ。これって格式ばった方がかっこいいよな?」


「では、改めて」と悪魔はしゃべりだした


「召喚に応じました。我が君、私はイブリールと言います。よろしく」


悪魔は少年に手を伸ばした。最後にニカッと笑いかけた。それに対し少年は応じた。


「よろしくな、イブリール」


「ああよろしく」


俺はこの悪魔を知らない。まずこの状態からは魔力自体感じない、不気味だ


「よし!じゃあ、これから修業しに行こう!」


「・・・え?」


「そうと決まればしゅっぱーつ」


「あちょ待って、あーー!」


俺は、右手首をつかまれ、村の端にある山の頂上まで来た、


「まず、自己紹介だ、俺の名前はイブリース、[元]序列一位だ、今は反逆のイブリースって言う肩書がある!」


え、何コイツ急にドヤ顔決めてきたんだけど、全然凄くなくね?でも[元]序列一位なんだろ?駄目だ全然頭が回らない、


「時にデモンド、お前魔力保有量の本当の意味を知っているか?」


「今保有している魔力の事だろ?」


「ブッブ〜、不正解〜、不正解なデモンド君には脳天チョップ!」


「グフゥ」


「ブフゥ」


「今笑ったな!」


「いやだって、痛みを必死に我慢してる所が面白くて」


この時デモンドは思った、こいつ絶対性格ネジ曲がってるわぁ〜と、


「えっと、話戻すけど、魔法保有量はその人が今現在保有できる魔力の量だ」


「マジ?」


「マジ」


「マァジデスカ~」


「とゆうことなので、これから修業したいと思います」


「は?」


~数分後~


「オラオラ!走れーデモンドー!」


「無理―!」


何処から、持ってきたのか、イブリールが学ランとハチマキを装着し何故か熱血テニスコーチばりに燃えている、


「オラオラ!スピード落ちてるぞー!このまま落ち続けたら10キロ追加!」


「嫌だー!」


そうして、俺は走った。燃え尽きるまで、


~次の日~


俺は仮拠点の小屋のベッドから起床し、即座に窓を開け、逃げ出した、


「オラー!俺は逃げるぞー!」


「行かせねぇよ~」


即座に起きたイブリール、寝起きの癖に、音を簡単に追い越す、それで追い付かれ、縄で拘束された、


「嫌だー!死にたくなーい!死にたくなーい!!」


「はいはい、行きますよー」


「嫌ぁー!」


こうして俺はまた走らされた、ついでに筋トレも追加されて全身の筋肉が悲鳴を上げた


~また次の日~


俺は静かに家を出て、真っ逆さに落ちていった、


「はい、お疲れ、いやー罠があってよかったー」


「絶対こうなるの予想していただろ!」


「知りませーん」


「クソがぁー!」


今日もまた、走り込み、筋トレそれに魔力操作が増えた。もう逃げるのはやめよう、そう決意するのであった。


そんな日々を過ごして早二年とうとうディアブロ学園入学試験が近づいてきた、


「とうとう、この日が来たな」


「はぁ~あ、そうだね」


俺は、大きなあくびをしながら起きた、


「この二年で魔力保有量は1万、肉体的にも体が軽いぐらいだ」


「それは、重畳」


「じゃあ行くか!王都ソロモンへ!」


こうして、デモンドたちは王都へ向かうのであった、


第1話終了

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