第15話 ブーレイT-232スプートニク

 7色にカラーリングされた傭兵集団が扱うMH。

「中身を知ったら驚くぜ」

 ビックリの中身は『サイレンA型』である。

 この時点では『フィルモア帝国』が使用しているが、この傭兵団の実態は謎。

 予備機2台を含めた9台を所有しているようだが、『ハスハ』も利用する。

「お前等だけが使うわけじゃない」「無くなった5機はAトールから作る」AP騎士団の言動からヘッドライナーすら入れ替わる傭兵団、つまり『ブーレイ』とは傭兵団の総称であり、そこで偽装され運用されたMHの呼称である。

 実体のない傭兵団ということだ。


 ハグーダ最終戦で戦闘に参加した5機は全て大破している。

 残ったのは最初に戦死したギエロの『黄』サイレンF型で出撃したラルゴの『赤』

 予備機の『空』『朱』であった。


 ブーレイは各国が様々な思惑で運用しているMH、ヘッドライナーの隠れ蓑である。

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