王子だけど殺されそうだから隣国のお姫様と幼馴染と逃げる

針田はりのすけ

こんな屑聖国なんか逃げてやる

 この俺、ミランラポラン聖国第三皇子ギル・インテ・メンス・トラー長ったらしいこの名前捨ててしまいたい。なぜなら、幼いころから毒を盛られ、突き落とされる上から物が落ちてくるお風呂に入ってると電気が流れてくるetc.


 そして・・・電気風呂で、頭にフラッシュバックこの世界の知識と違う記憶が入ってくる。

 そこは、日本と言う国で科学が発達するとても便利な世界、結婚もしていて子供たちにもめぐられ老衰で死んだはずだった。


 そして昏睡してる間もう一度前世を、部分的に夢で思い出し現世のギルと前世の俺が融合し、前世の俺で行くか現世の俺で行くか悩んだ末、前世はおまけとして今を生きることにした、そこで内気の俺だったのだが前世の俺の性格が出てきたのか・・・


 くそっ!こんな国出て行ってやる!それまで、このせかいには便利アイテムや、魔法がある!あと、5年ある。この世界は成人15歳だから4年半~5年成人した瞬間、皇国の王選抜に入る瞬間殺されるだろう、いや今までよく死ななかったと思う。


 そんなこんなで、城を抜け出し冒険者として経験を積み、特に得意な魔法が闇魔法もともと、魔法何て使えなかったんでけど前世と繋がったときに栓が抜けたように、魔力があふれてきた。

 まっ!いまは、闇魔法しか使えないけどね、今から覚えていけばいいかな?


 今日も、クエストクリアーして帰ってきた。


「お帰りなさいませ、ギル様」

 このメイドは、俺専属の従者だ名前はマイ、小さいころから一緒にいるから幼馴染といって過言ではないだろう。

 見た目は、ショートボブの胸はつつましいものの、Bカップてところかな?目の色はブルー、薄い金髪で身長も160センチくらい…めっちゃ好みだ

「うん、どうだった?誰も来なかった?」

「はい、ギル様が作った影が、無難なく対応しておりました、恐ろしいほどに」

 そう、役立たずと言われてる闇魔法は、使い方次第でとっても役に立つ確かに、攻撃魔法は使えないが隠密などの気配消したり分身みたいな身代わりの複製を作ることができる、レベルが上がればもっといろいろできるだろう。


「よし、お風呂入るから準備してあるかな?」


「はい、ご用意してあります、お背中流しましょうか?」

 いやいや、昔のギルなら、まだしも現に前世も混じっている俺は、欲望に負けるだろう。

「いやいい、今日も一人で入るから」

「私を、お嫌いになったんですか?」

 さめさめと、泣き出したけど心を鬼にして

「いや、すきだよ~でもね俺も大きくなったのよ!だから、間違いが起きてはいけないでしょ」


「でも、わたしも貴族様と、メイドの母の間でできた子供ですよ。気にしませんわ、そのあと、責任取って母は正妻になって悠々自適な生活してますし」

 どやっ!とした顔で勝ち誇っている。

 むむむっ可愛いがしかし!

「断る!」

 恐怖のお風呂から上がると、マイがスケスケのベビードール着ている、いやぁこっちの世界、裁縫技術半端ないな。

「ギル様、こちらへ」

 さらっと、ベットの布団をめくりあげる。

「はーい、おやすみ」

 そのまま、ベットで明日からの計画を考えながら眠るのだった。

「早く、抱いてください・・・そうしないと」

 抱かないと、何かあるのかな?おやすみなさい。



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