詩集 凍てつく世界で待ち続ける少女

仲仁へび(旧:離久)

01



 雪が降る

 すべてが凍てついた世界に

 白銀に染まった視界

 静寂が孤独をはこんできた


 いつまでも待っているよ

 たとえあなたがもう命尽きていても


 この終わった世界の中で





 あなたの隣にいたかった

 傍にいさせて ぬくもりがほしいの


 一人きり 孤独な世界

 色をつけ 時を動かしてくれた


 流した涙 いつの間にか凍てついていて

 あなたのために 悲しむこともできない

 心のままに 名前を呼んで 求められたなら


 この閉じた世界の中で


 思うのは いつもあなたのことだけ…


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