第49話 [ようこそ、樹々王国へ]
その後、木のおじさんから話を聞いたが、長ったらしくて聞き飽きた。途中から余談に余談を挟んでいたしな……。
まぁ……要約して振り返ろう。
この空間にある金銀の木。これは元々この王国にいたお姫様らしい。この木おじは元国王。
そんで、少し前にこの国に来た魔族に呪いをかけられ、全員デッサン人形のような姿になってしまったから、倒してほしい。
……と、いった具合が正規ルート
「はぁ……。このお姫様は特殊な呪いで、それをなんとかしろって……適当にも程がある」
『そこをなんとか頼む! 強き者よッ!!』
「俺は強き者じゃない……怠け者だ……。いつ如何なる時も怠惰に接し、惰眠を貪る者だ……」
と言ってもな……。
「……まぁ、仕方ない。終わらせなきゃもっと面倒になりそうだし……」
『有難い! では我が王国に歓迎する!』
さっきワールドアナウンスで解放されたから、みんなはもう迷うことなく王国に入れたらしい。
俺も後に続きますか。
切株に連れられ、そこの上に立つと年輪が輝き始める。そして、テレポートをしたっぽい。
『ようこそ、我が樹々王国へ!』
「おぉ……ここが」
ど真ん中に紫色の幹をした超巨大な樹木。そしてそれを中心に、なかなか大きな木々が生えている。
ツリーハウスの家が殆ど……というか、それしかないっぽいな。
「ふわぁ……。お、もたれ甲斐のあるいい感じの木発見〜……」
『む? つ、強者よ? これから街の紹介を……』
「すー……すー……」
『ね、寝ておるっ!!?』
俺は木にもたれかかると一瞬で睡魔が俺の意識を包み込み、深く落とされた……。
……まぁ、おじさんの話が長すぎて俺の睡魔ゲージが限界を迎えたのだ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
み……みじけぇっ!
ま、まぁ……一応今んところ毎日投稿頑張ってるし〜……。
…………。
許して☆
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