第39話:バトロワ①銀水紅羽の楽しい(?)トラップ作り
「とりあえず…バレなさそうな場所に移動して…そっからいろいろ考え」
「お!早速見つけたぜ…。悪いが俺の糧となってくれ!」
隠れようとしたら早速見つかってしまった……だがここで負けるわけにはいかないしな……。
「【紅稲妻】」
襲いかかってきたプレイヤーに対して俺はスキルを発動させ、丸焦げにした。
「とりあえず一人……あ……仮面付け忘れてた……」
なんでいきなりバレたんだと思ったら仮面を付け忘れていたからであった。
前仮面をつけている自分の姿を見て“似合わねぇ…”ってなって一旦外したのを忘れていた。
「ん……?この仮面……透明化機能もあるのか……」
“仮面をあまりつけたくない”という人用だろうか、仮面をつけていても、その効果だけが発揮され、自分自身では仮面が見えないという機能だ。
周りからは靄がかかったように見えるらしい。
「これでよし……と。さて、今度こそ移動しよう……」
俺はクッションに乗り、安全な場所がないか移動を始めるのであった。
だが……倒した人数も点になると言っていたから多少は倒さなければならないのか……めんどくさ。
「あ……」
いいことを思いついた。
俺は草原のど真ん中…今はプレイヤー同士が戦っている場所へ向かった。
「おらぁっ! !」
「くっ……まだまだぁ!!」
何人かが激しい戦闘をしていたが……計画を実行させるためにいなくなってもらおう……。
「【
「「「「「ぐっ…!?」」」」」
十人以上そこにいたが、俺がスキルを使い、一気に全滅させた。
「さて……それじゃあやってみるか……」
あまり乗り気ではないがやってみることにしよう……。
今からやるのは“
まずは中心に俺が寝る。そして【
これによって踏んだら爆発する地雷の完成。
だがこれは俺も巻き込まれそうなので俺から少し離れた場所に設置をする。
地雷をもしかしたら乗り越えて来るかもしれないので、俺の近くにも罠を設置することにした。
森で動物を虐殺……狩っていた時にたまたま手に入ったスキル【気配察知】をクッションに付与し、その範囲を“半径五メートル以内で察知”ということに設定して、察知された瞬間に【ファイヤーボール】を野球部の千本ノックのように連発して出るようにした。
魔力はこのクッションによる【魔力自動回復(中)】で自動回復できる。
この前は【魔力自動回復(極小)】であったが、いつのまにか進化していたので魔力が尽きることはないだろう。
この罠は俺が囮になっており、周りから見たら何もないように見えるが近づいた途端に爆発、さらには燃やされるという罠である。
「よし…これで……寝れる……zzz」
紅羽は外から聞こえる罠に引っかかった断末魔を全く聞こうとせず、そのまま眠り続けるのであった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次回からは姉ちゃんや優流視点で書こうと思ってます。
紅羽は終盤まで寝続けるので……。
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