「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」 ザ・ローリング・ストーンズ

<タイトル>


ロック・アンド・ア・ハード・プレイス


<収録アルバム>


スティール・ホイールズ(1989年リリース)


<アーティスト>


ザ・ローリング・ストーンズ


<解説>


 イギリスのロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの代表曲のひとつです。


 ドラムのチャーリー・ワッツさんが亡くなり、僭越ながら追悼回とさせていただきます。


 収録されているアルバム「スティール・ホイールズ」は、前作「ダーティ・ワークス」以来、険悪な仲になっていたヴォーカルのミック・ジャガーとギターのキース・リチャーズが、苦難に向き合いながら制作したものです。


 キースがソロ・グループを結成したりと、二人の仲は最悪で、バンドが解散してもおかしくはないような状態でした。


 何かと問題に悩まされながらも、ここまでバンドを継続してきたメンバーに、まず喝采を送りたいところです。


 今回ご紹介する「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」は、高校の英語の授業で習ったので、特に思い入れの深い一曲となっています。


 聖書の一説を引用し、絶妙に文言を書き換えて、皮肉を込めた黙示録的な内容に落とし込んでいます。


 アルバム全体がシャープでエッジの効いたロックンロール・ナンバーの連続で、聴きごたえは抜群になっています。


 ワッツさんのキレッキレのドラムがまた、最高ですね。


 少年時代の彼はジャズを愛し、キャリアを確立したのちも、ジャズのセッションを組んだりしていました。


 それがロックの活動にも生きているというのは、なんだか感動的です。


 音楽好きにとり、アーティストさんとの別れは実にさびしいものですが、音楽は残るという事実は、なにものにも代えがたいと思います。


 チャーリー・ワッツさん、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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