「マゼッパ」 リスト

<タイトル>


マゼッパ


超絶技巧練習曲 S.139-4


<作曲者>


フランツ・リスト


<おすすめ盤>


クラウディオ・アラウ(ピアノ)


<解説>


 ハンガリー出身のピアニスト・作曲家リストの曲で、あるゆるピアノ曲の中で一番弾くのが難しい一曲とも言われます。


 着想はヴィクトル・ユーゴーの同名の叙事詩からであり、何度かの改作を経て、12曲からなる「超絶技巧練習曲」の第4番に落ち着きました。


 リストがピアノによる表現の限界に挑んだとも言われるだけあって、聴いているだけでもとにかく難しそうです。


 それでも音楽としては鬼気迫る名曲になっているのだから、さすがの感があります。


 ライバル的なポジションだったショパンからは、中身がすっからかんだとまで言われたそうですが(汗)


 この曲に限らず、ほかの11曲も非常に面白いので、とおして聴いてみるのもありでしょう。


 CD一枚ぶんの長さはありますが(汗)


 おすすめはチリ出身の巨匠アラウの録音です。


 超絶技巧はもとより、深い渋みのある演奏で、スルメのような味わいがあります。


 いにしえのヴィルトゥオーゾは、とにかく個性がすごいですね。


 「俺のリスト」って感じです(汗)


 秋の夜長にがっつり聴いてみてはいかがでしょうか。

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